優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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松の内
YouTubeで『点と線』(1958)を見ました。原作は松本清張の長編推理小説で、乗り物を使ったアリバイ崩しに挑む刑事たちの姿を追っていきます。新幹線も青函トンネルもなく飛行機に乗るのはごく限られた一部の人だけという時代の話です。

原作を読んでいたのであらすじは知っていました。しかし、驚いたのは描かれているその時代の風俗です。昭和30年代前半、男性は洋服で今とそれほど違和感がありませんが、女性はまだほとんど和服なのです。

さらに男たちがタバコを吸うこと、吸うこと。お酒も随分ゆるい描かれ方で、今ではとても考えられません。時代の雰囲気とはこういうものなのだなあと感じました。その時代にその時代を背景にした映画を見るのが風俗を知るのに最もてっとり早いかもしれません。
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松の内
淡路島の「兵庫県立あわじ石の寝屋緑地」へハイキングに行ってきました。淡路へは明石港から岩屋港までジェノバラインが運航する定期船があり、125cc以下のバイク、自転車、人はそれで渡ることができます。

関西はまだ松の内で、明石駅から明石港までの商店街には注連飾りや門松が飾られています。今日は成人の日で会場に向かう晴着の女性たちの姿もあり街角は華やいでいました。

ジェノバラインの船は「まりん・あわじ」といい、明石海峡のシンボルであるタコと明石鯛のイラストが描かれています。
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松の内
奈良では12日はまだ松の内です。橿原神宮前駅にも寺社にも門松がありましたし、家々にも注連飾りが飾られていました。

大和三山がすっぽりとおさまる地域は、持統天皇8年(694)から和銅3年(710)まで、持統、文武、元明天皇の都、藤原京がおかれていました。藤原京は東西南北の道路によって碁盤目に区画した日本最初の中国式都城でした。IMG_0776
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五日
松の内ではありますが、世間のお正月気分はもう抜けています。昨日、新年になって初めて食料品をスーパーへ買いに行きました。年末の迎春の飾りに代わり、鬼の面と豆が並び、恵方巻の予約募集のちらしが置いてありました。
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