優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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枇杷
梅雨明けから晴天が続いています。土用の入は7月19日ですが、すでに早朝は「土用の朝曇り」のような空模様です。土用の朝曇りとは、この期間に朝だけ曇ったようになることを指して言われる言葉です。

昼間に強い日差しによって熱せられた空気は、夜間の放射冷却によって冷え、水蒸気が地表近くにできます。朝は風も日射も弱いためこれらの薄い雲が残って曇りのように見えます。太陽が昇り風が吹き始めれば雲は消えます。
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枇杷
ビワはバラ科の常緑高木で中国南西部原産です。実が楽器の琵琶に似ていることから名づけられました。日本には古代に持ち込まれたとされ、本州の関東以西の沿岸部、石川県以西の日本海側、四国・九州に分布しています。

実は甘く中に大きな種があります。花は11月〜12月に咲き、多数の実ができるため、摘果しなければ食べるに足るほどの実にはなりません。
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