優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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梅雨空
四か月ぶりの近大病院への受診日です。前回は桜がもうすぐ咲きだす頃でした。今回は真夏の小旅行です。先日のような強烈な快晴よりも曇天の方がありがたいです。雨が降る予報なので折り畳み傘を持って行きます。
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梅雨空
梅雨入りが遅かったせいかよく降ります。昨日は夜の間の雨があがり、日中は日が差して久々のいいお天気でした。

最近は、クラシックをYouTubeで聴いています。昔なら物理的媒体を購入しなければ聴けませんでした。今は全部無料です。三次元の物体がないのでゴミも増えません。

さらにサムネイルでその時代の絵画について知ることもできます。J.C.バッハの『オーボエ協奏曲へ長調T291』(1770)の動画にはジョシュア・レイノルズの『ヒュメナイオスの神像を飾る三人の貴婦人』(1773)が使われています。
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梅雨空
「一瞬にしてみな遺品雲の峰/櫂未知子」という句があります。本人が死ねば全部ゴミです。いまどき不動産でも”負動産”であり、墓もその後の守り手がいなければ処置に困ります。墓じまいはすでに済ませており、母は散骨で送りました。私自身も散骨の予定です。

人生100年時代といわれますが、年齢を重ねれば体力は当然落ちていきます。片付けには気力と体力が必要です。実家の片づけをやって痛感しました。だから先延ばしにしてしまうのかもしれませんが、そうすると残された人がその負担を被ることになります。
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梅雨空
今日は午前中にZoomを使った患者会ミーティングがあり、抗magニューロパチーの患者数人で顔を合わせました。同じ抗magニューロパチーとはいえ、それぞれ病歴、症状経過、現在の状態は異なっています。

神経の髄鞘のmagというものに対する自己抗体ができる自己免疫疾患であるということだけが共通点です。ごく稀な疾患なので、患者会に集わなければ出会えることもない人たちですから貴重な機会です。
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梅雨空
コミュニケーションは実は繊細な気遣いを必要とする高等テクニックです。多くの人が最大のストレスを人間関係にあげ、それが身近な人であればそのストレスの度合いが大きくなります。親子間、夫婦間の関係の破綻がいい例です。

それらの問題は常に人を悩ませ人を傷つけます。それでもそういう関係を持たずにいられないのが人間というものです。うまくいっているうちは実に心地よく、安心でき、素晴らしい感覚を与えてくれるからです。

親友、仲間、同僚などといわれる家庭の外における人間関係も度合いこそ違え似たようなものでしょう。無差別殺人や金銭目当て以外、ほとんどの殺人事件は身近な関係で起きます。感情のもつれ、つまりコミュニケーションの破綻です。
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