優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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椿
古民家を改装して活用するには各所でオーナーのセンスが必要です。太い梁に頑丈な金属の補強を施す一方で古い家具を現代風に転用したりしています。

ご主人やお子さんたちが友人を招くことも多いらしく、棚に飾られたご主人のご両親の写真はうれしそうに見えました。

ゲストが訪れる場所にはさりげなく椿の花が飾られていて、これもいいなあと思いました。丁寧に暮らすとはこういう感じかと。
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椿
山裾の畑の一画に斑入りのツバキが咲いていました。薄桃色の花弁に赤い縞模様が入っています。花が斑入りになる原因には二つあり、”動く遺伝子”(トランスポゾン)かウイルスです。

トランスポゾンが色素合成に関わる遺伝子に挿入されると、部分的に色素が欠損します。この現象は細胞分裂中にランダムに発生し、扇状や縞状の模様を形成して子孫へ遺伝します。

一方、ツバキ白斑ウイルスなどへの感染では、花弁に不規則な白斑(雲状や星状)が現れます。ツバキ本体への健康被害は少なく、遺伝しないため挿し木や接ぎ木で増やされ、園芸的に珍重されます。
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梅、桜、椿など春の花があちこちに咲いており、華やかでした。日本庭園は中央部の春燕橋あたりが最も狭く、上から見ると細長い瓢箪のような形をしています。やがて池は流れとなり、桃源台に至ります。
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椿
大仙公園の西側の一画に日本庭園があります。堺市制100周年を記念して造られた築山林泉廻遊式庭園、設計は足立美術館庭園なども手がけた中根金作です。庭は立派なもので、何組かのカップルが結婚式の前撮りを行っていました。

しかし、残念なことに肝心の池泉の水の大半が抜かれて太いホースが這っていました。清掃作業中とのことでしたが、入場料200円がそのままというのはいかがなものかと思いました。池と周りの建物や植物とのバランスにこそ庭園最大の魅力があるのでは、と。

池泉には極力目をやらず、他のものを楽しみました。休憩舎の前では椿の盆栽が多数展示されていました。いずれも見事なものです。もしかしたら、これで池泉の見栄えの悪さをカバーしたのでしょうか?
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