優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:水前寺公園

水温む
水前寺公園の池には鯉も泳いでいました。この日は快晴で暖かく鴨も鯉も何かのんびりした雰囲気に見えました。IMG_1263
水前寺成趣園は、寛永13年(1636)に細川家三代の忠利がここに「国府の御茶屋」を設けたことに始まります。近侍の豊前羅漢寺前住、玄宅のために寺を建立し、御茶屋も寺の所属としたため、一帯は「水前寺の御茶屋」と呼ばれるようになりました。その後、三代80年をかけて完成し、陶淵明の詩にちなんで「成趣園」と名づけられました。IMG_1262


春の鴨
水前寺公園の正面入口を入ると目の前に大きな池が広がっています。この公園の特徴のひとつは阿蘇の伏流水が湧き水となってふんだんに溢れていることです。池にはヒドリガモの群れがいました。P_20190223_122539
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藪椿
午後からは市電に乗って水前寺公園へ行きました。正式名称を「出水神社神苑水前寺成趣園」といいます。東海道五十三次を模したといわれるつくりで、桃山様式を代表する優美な回遊式庭園です。
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入口の石柱の上にきれいなヤブツバキが咲いていました。山で見るヤブツバキは花びらのどこかが傷ついているものですが、まったく何の傷もありません。撮影していると、隣にいた男性が「これが一番きれいですよ。中でもこんなにきれいなのはありませんでした」とおっしゃいました。IMG_1302



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