タグ:氷ノ山
下山急ぐ釣瓶落しに山暮れる
◆釣瓶落し
下山は東南方向に杉林の中をくだり、ブナの巨木が現れると神大ヒュッテです。左にコースをとり、東尾根をくだります。ベニドウダンなどツツジの群生地でこれらが紅葉し、とてもきれいでした。
しかし、午前10時前と登り始めるのが遅かったこと、いつも登っている山よりも氷ノ山はスケールが大きいことなどが重なり、さらに下山路が山の陰に入っていたため、だんだん夕暮れの気配が濃くなってきました。東尾根避難小屋からさらに左に折れて階段状の急坂をどんどん下り、氷ノ山国際スキー場の林道を目指しました。
林道に出てからまだかなりの距離を歩かねばなりません。先を急いでいたら、背後から車が来ました。ドライバーが停車して声をかけてくださったので、「車に載せてもらえませんか」とお願いしました。
ひとりなら、ということで、今回車を出してくれたメンバーだけが便乗し、親水公園まで送っていただき、車に乗って戻ってきてくれました。歩いていれば20分以上かかったでしょう。早く登りはじめて早めに降りる、日暮れの早い秋冬は特にそれが重要です。


下山は東南方向に杉林の中をくだり、ブナの巨木が現れると神大ヒュッテです。左にコースをとり、東尾根をくだります。ベニドウダンなどツツジの群生地でこれらが紅葉し、とてもきれいでした。
しかし、午前10時前と登り始めるのが遅かったこと、いつも登っている山よりも氷ノ山はスケールが大きいことなどが重なり、さらに下山路が山の陰に入っていたため、だんだん夕暮れの気配が濃くなってきました。東尾根避難小屋からさらに左に折れて階段状の急坂をどんどん下り、氷ノ山国際スキー場の林道を目指しました。
林道に出てからまだかなりの距離を歩かねばなりません。先を急いでいたら、背後から車が来ました。ドライバーが停車して声をかけてくださったので、「車に載せてもらえませんか」とお願いしました。
ひとりなら、ということで、今回車を出してくれたメンバーだけが便乗し、親水公園まで送っていただき、車に乗って戻ってきてくれました。歩いていれば20分以上かかったでしょう。早く登りはじめて早めに降りる、日暮れの早い秋冬は特にそれが重要です。


晩秋の陽が山上の笹原に
◆晩秋
頂の少し離れたところにバイオトイレが設置されています。山頂の湿原は西日本では貴重なもので、富栄養化すると、その自然が失われてしまうため、周辺で用便しないように、との注意書きが避難小屋の中にありました。
このトイレの設置状況などについて書いてある説明板には「鳥取県」とありました。トイレが設置してある場所は県境を越えた鳥取県側なのかもしれません。しかし、それにしても、兵庫県の最高峰と謳っていながら、兵庫県を示すようなものが頂周辺には何もありません。
今日は平日で登山者は少ないのですが、それでもメインの登山口である親水公園には島根、大阪など県外ナンバーの車が何台も停まっていました。兵庫県、もっとアピールを、と言いたいです。


頂の少し離れたところにバイオトイレが設置されています。山頂の湿原は西日本では貴重なもので、富栄養化すると、その自然が失われてしまうため、周辺で用便しないように、との注意書きが避難小屋の中にありました。
このトイレの設置状況などについて書いてある説明板には「鳥取県」とありました。トイレが設置してある場所は県境を越えた鳥取県側なのかもしれません。しかし、それにしても、兵庫県の最高峰と謳っていながら、兵庫県を示すようなものが頂周辺には何もありません。
今日は平日で登山者は少ないのですが、それでもメインの登山口である親水公園には島根、大阪など県外ナンバーの車が何台も停まっていました。兵庫県、もっとアピールを、と言いたいです。


冬隣る兵庫の屋根に立ちにけり
避難小屋冬支度終えし頂に
◆冬支度
やがて稜線の氷ノ山越に出ました。ここまで来るとお腹が空いていました。峠の向こうは鳥取県若桜町です。氷ノ山越に建っている避難小屋に入り、そこでお昼ご飯にしました。
氷ノ山は山スキーが盛んなおかげで要所にしっかりした小屋があります。中は火もたけるようになっていました。ここからは稜線上の兵庫県と鳥取県の県境を頂まで歩きます。このあたりまで来ると、背の高い木はしだいに減ります。
振り返ると鉢伏高原へと続く山並みが見えました。途中、鳥取方面へ下りるという人達に会いました。倉敷から来られたとのことでした。紅葉シーズンの週末なら大勢の登山者に会ったでしょうが、今日はウイークデイなので、静かな山歩きでした。



やがて稜線の氷ノ山越に出ました。ここまで来るとお腹が空いていました。峠の向こうは鳥取県若桜町です。氷ノ山越に建っている避難小屋に入り、そこでお昼ご飯にしました。
氷ノ山は山スキーが盛んなおかげで要所にしっかりした小屋があります。中は火もたけるようになっていました。ここからは稜線上の兵庫県と鳥取県の県境を頂まで歩きます。このあたりまで来ると、背の高い木はしだいに減ります。
振り返ると鉢伏高原へと続く山並みが見えました。途中、鳥取方面へ下りるという人達に会いました。倉敷から来られたとのことでした。紅葉シーズンの週末なら大勢の登山者に会ったでしょうが、今日はウイークデイなので、静かな山歩きでした。



どこまでも紅葉の道を歩きおり
錦秋を縫いて流るる滝ひとつ
山行は黄葉の中に始まれり
◆黄葉
10月30日、兵庫県の最高峰である氷ノ山(1509.6m)に登ってきました。鳥取県との県境にそびえ、登山口は養父市、宍粟市、鳥取県側などにあります。今回は養父市の親水公園から登りました。
このあたりは豪雪地帯でブナ林が残り、新緑と紅葉が美しい地域です。ツキノワグマ、イヌワシの生息も確認されています。登山口までの道路が豪雨で一部損壊しており、修復工事中とあって手前のスキー場に車を停めようかとも思いました。そこへ運よく地元の方が来られ、「行ける」とのことで、親水公園まで走りました。
登山道は流れに沿っていますが、豪雨の影響でこちらもあちこち壊れており、川のそばの岩に赤ペンキで矢印がつけられ、臨時の登山道になっていました。コナラ、クヌギなど黄葉する木々が多く登山口からしばらくの間は黄葉の中を登って行きました。



10月30日、兵庫県の最高峰である氷ノ山(1509.6m)に登ってきました。鳥取県との県境にそびえ、登山口は養父市、宍粟市、鳥取県側などにあります。今回は養父市の親水公園から登りました。
このあたりは豪雪地帯でブナ林が残り、新緑と紅葉が美しい地域です。ツキノワグマ、イヌワシの生息も確認されています。登山口までの道路が豪雨で一部損壊しており、修復工事中とあって手前のスキー場に車を停めようかとも思いました。そこへ運よく地元の方が来られ、「行ける」とのことで、親水公園まで走りました。
登山道は流れに沿っていますが、豪雨の影響でこちらもあちこち壊れており、川のそばの岩に赤ペンキで矢印がつけられ、臨時の登山道になっていました。コナラ、クヌギなど黄葉する木々が多く登山口からしばらくの間は黄葉の中を登って行きました。


