優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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注連飾
銀行へ母の通帳解約の手続きに行ったら、母の原戸籍が必要と言われ町役場へ行きました。ここも入口には注連縄が飾られていました。お正月に行った高山などとは異なり、播磨では注連縄は既製品のものがほとんどです。
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注連飾
高山の注連飾は各戸全てが異なるといっていいくらい多様です。注連飾は神事に由来するものの、家の玄関に掛けるものは、各家・各集落で作られてきた生活の中の造形(民具)です。それゆえ、「これが正解」という教義的縛りが弱い性格を持っています。

飛騨は地理的に山に囲まれ、谷ごと、村ごと、町内ごとに生活圏が細かく分かれてきました。高山は城下町でありつつも、周辺農村との結びつきも強く、「同じ高山でも、元は別の生活文化圏」という履歴がそのまま注連飾の違いとして残っているようです。
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注連飾
大晦日から新年にかけてを飛騨高山の温泉で過ごしました。高山の古い町並みの中を散策して最も驚いたのは、注連飾りが非常にバラエティに富んでいることでした。

だいたいこういうものはその地域で同じ形式のものになります。ところが同じものがほとんど見られないといっていいくらいでした。

また、外国人観光客の多さにも驚きました。歩いている人の半分近くは外国人ではないかと思いました。これでも少ないくらいで、多い時は八割くらい外国人だとのことです。
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注連飾
年越しの間に雪が10cmほど積もっていました。窓から下の駐車場を見ると雪かきをしている宿の人の姿が見えました。朝、露天風呂に入っていると係員が湯のチェックに来られました。「雪景色が素敵ですね」と言うと、「そうですねぇ」と苦笑いでした。

雪の無い地方から来るとエキゾチックな雪景色ですが、そこで暮らす人々には白い魔物、厄介ものでしょう。機械的な除雪が可能になった現代でも細かな部分は人力に頼らざるをえません。冬の重労働です。
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注連飾
「八幡野温泉郷杜の湯きらの里」は里山を模した中に旅籠、別邸、離れなどが点在しています。それぞれの場所に注連飾が飾られていました。

旅籠八幡野の看板に添えられた注連飾は看板に沿ってくるりと曲げられています。注連飾や注連縄は藁を用いる以外は地域によって形に違いがあります。これがこの地域の伝統的なものなのかどうかはわかりませんが、今年の干支である辰を連想させました。
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