優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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涼し
先日、知人から水彩画の個展を開くという案内をいただいたので、出かけてきました。会場は築100年以上の古民家を改装した喫茶店。絵の題材はほぼ近所の風景です。何でもない街並みや建物、田畑が絵に描かれるとこんな風に変わるのか、と新鮮でした。
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ラピスラズリは深い青色をした鉱石で、和名は瑠璃といいます。新石器時代からアフガニスタンで産出され地中海周辺へと輸出されました。天然ウルトラマリンはこの鉱石を砕いたものを原料としており、大変高価でした。『真珠の耳飾りの少女』などで知られるフェルメールが多用したことから、「フェルメール・ブルー」とも呼ばれます。
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「C.Cafe」は古民家をリノベーションした建物を使っています。このあたりは、1945年3月13日から8月14日まで八回に渡ってアメリカ軍がおこなった大阪大空襲に耐えて焼け残った一画です。貴重な戦前の建物を活かし新しい空間に再生しています。
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店の中には四人掛けのテーブルが三つとカウンター席がいくつかありました。まだオープンしたばかりで店はぴかぴか。お祝いの胡蝶蘭が傍らに飾られています。私は本日のお勧め珈琲に添えてケーキもいただきました。
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座敷には梅酒やお米などが置かれていました。中でも目をひいたのはコントラバスでした。「弾かれるのですか?」とご主人にたずねると、「はい、店が終わった後にときどき」とのこと。昼は包丁を握り、夜はコントラバスの棹を握る…、素敵です。
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