2023年05月24日 緑さす笹竜胆と三つ巴 ◆緑さす 円覚院本坊にかかっている幕には笹竜胆と左三つ巴が描かれていました。笹竜胆はここを祈願所とした清和源氏の紋所に由来するものでしょう。三つ巴の由来はわかりませんが、最も古くからある紋のひとつとしてよく知られています。 タグ :#緑さす#笹竜胆#左三つ巴#満願寺#清和源氏#川西市
2023年05月23日 若楓古刹の空に展開す ◆若楓 山門を入ると両側にイロハモミジの若葉が展開していました。楓若葉の瑞々しい美しさ、それを堪能しつつ奥へと歩いていきました。 満願寺は鎌倉時代の正中2年(1325)に後醍醐天皇の勅願寺となり、室町時代に入ってからは、源氏一門である足利将軍家の祈願所となり最盛期には四十九の子院がありました。しかし、戦国の兵火を受けて衰微しました。 江戸時代に入って再び二十以上の子院を有する隆盛を取り戻したものの、次第に衰えて明治維新を迎えるころには現在本坊となる円覚院のみが残りました。 タグ :#若楓#満願寺#清和源氏#川西市
2023年05月23日 山門のアーチを抜けて新緑へ ◆新緑 駅前のバス乗り場で満願寺行きのバスを探したところ、次のバスまで50分ほどあり、タクシーを使っても1200円ほどなので、タクシーにしました。タクシーは住宅街の細い急傾斜の坂道をどんどん登っていきました。 満願寺は奈良時代に開かれた真言宗のお寺です。平安時代に源満仲が帰依して以来、源氏一門の祈願所となりました。山門は明治14年(1881)に再建され、仁王像は神仏分離により多田神社となった多田院から移されたものです。 山門は中央がアーチ状になった珍しい洋風の造りで、明治初期ならではの建築です。アーチの上に神秀山の額があり、その向こうに今は新緑が広がっています。 タグ :#新緑#満願寺#清和源氏#川西市
2023年05月22日 小満や市花は源氏の旗印 ◆小満 川西池田駅前周辺のマンホールには市花のりんどうがあしらわれています。清和源氏の旗印が笹竜胆だったことから採用されました。川西市は兵庫県東南部、大阪府に隣接し南北に細長く、市域はタツノオトシゴに似た形をしています。 大阪市への通勤率が20%を越えており大阪市の都市圏です。兵庫県の東南部と大阪府の北中部は、明治維新以前は同じ摂津国でした。それゆえ、兵庫県西南部にあり播磨国の中心都市である姫路市からは、やや心理的に遠い場所です。 タグ :#小満#りんどう#清和源氏#ご当地マンホール#川西市
2023年05月22日 清和源氏ここに始まる天清和 ◆天清和 尼崎駅でJR神戸線からJR宝塚線に乗り換え、川西池田駅で降りました。JR阪急連絡通路を歩いていくと、清和源氏の祖である源満仲の騎馬像が見えてきました。満仲は第56代清和天皇の曾孫で、10世紀後半に川西市多田を本拠地に源氏武士団を形成しました。 後に鎌倉幕府を開いた源頼朝などはすべて彼の子孫です。駅前のロータリーでは人は中空に作られた連絡通路を歩くため銅像を上から見下ろす形になります。人と車の流れを分離するこうした通路は姫路駅前でも採用されています。 タグ :#天清和#源満仲#清和源氏#川西市