優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:源満仲

サイダー
境内入口に掲げられた提灯には清和源氏の紋所である笹竜胆とともに徳川家の三つ葉葵が描かれています。徳川家は清和源氏を祖とすると称し、篤く崇敬しました。清和源氏の一派であった足利将軍家にならい、徳川家も歴代将軍を分骨し、西日光と言われました。

境内に入った右手に休憩場所があり、昼食をそこでいただきました。三ツ矢サイダーのマークが大きく描かれた自動販売機が設置されています。三ツ矢サイダーは川西市にあった多田銀山の一部である平野鉱泉から出た炭酸水がルーツです。

三ツ矢サイダーの名前は源満仲に由来します。満仲が住吉神社のご神託を受けて三つ羽の矢を放ち、矢が落ちたところに居城を構えたという伝説に基づいており、それに関する説明が掲げられていました。「三ツ矢印」を商標登録したのは明治32年(1899)です。
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天清和
尼崎駅でJR神戸線からJR宝塚線に乗り換え、川西池田駅で降りました。JR阪急連絡通路を歩いていくと、清和源氏の祖である源満仲の騎馬像が見えてきました。満仲は第56代清和天皇の曾孫で、10世紀後半に川西市多田を本拠地に源氏武士団を形成しました。

後に鎌倉幕府を開いた源頼朝などはすべて彼の子孫です。駅前のロータリーでは人は中空に作られた連絡通路を歩くため銅像を上から見下ろす形になります。人と車の流れを分離するこうした通路は姫路駅前でも採用されています。
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