藪椿
梅林の周囲にはヤブツバキがあちこちで咲いています。日本の照葉林はヤブツバキ群網と呼ばれます。地球規模での照葉林は中国南部から東南アジア、さらにヒマラヤへと続き、日本の照葉林は最も北にあたります。

冬になると葉を落とす落葉広葉樹の森と違い、照葉樹の森は冬でも鬱蒼としています。大昔、日本の西南半分の国土はこれらの照葉樹に覆われていました。それらを切り開き、一部の山は身近な雑木林として生活に必要な薪や炭を得ていたのです。
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