優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:熱中症

大暑
昨夜はこの夏最後の満月でした。次の満月は8月20日(火)、お盆も過ぎた初秋の空に昇ってきます。今日は二十四節気の大暑です。台風3号、4号が続けて発生しました。

「災害級の暑さ」という言葉が登場したのはここ5年ほどのことです。夏の季語として「日射病」というものがありますが、これは今では熱中症と言った方が通りがいいでしょう。

ここ数年は毎年1,000人前後が亡くなっていますから、「災害」も決して大げさな言葉ではありません。不要不急の外出は控え、高温多湿を避けて水分をしっかり摂るのが大事です。
DSCN4625


夏の朝
厳しい暑さが続いています。災害級の暑さだそうです。朝、熱中症への注意を促す地域放送が聞こえてきました。歳時記に「日射病」は載っていますが「熱中症」はありません。21世紀になってから使われるようになった感覚があります。

しかし、実際には古くからあった言葉で「熱に中(あた)る」という意味であり、熱による中毒です。熱中症は気温だけでなく、湿度とも関係があります。人間は目に見えなくても常時汗をかいており、それが蒸発することによって体温を下げています。

そのため、湿度が高すぎて汗が蒸発しなかったり、水分不足で汗をしっかり出せなかったりすれば体温を下げることができず熱中症になります。蒸し暑い部屋で眠れば夜でも熱中症になるのです。
IMG_4636


このページのトップヘ