優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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卒業
卒業祝いとして紅白の上用饅頭をいただいてきました。姫路銘菓の代表である「玉椿」を作っている伊勢屋本店のものです。賞味期限が二日しかありません。

玉椿もすぐに消費する必要があるためお土産としては難しい和菓子です。しかし、出来たての味わいは素晴らしく、これぞ和菓子です。

伊勢屋本店は姫路藩の御用菓子司をつとめていました。城下町は和菓子が美味しいところがほとんどです。武家の伝統で茶の湯とのつながりが深く、和菓子が発達したのです。この紅白饅頭も美味しいうちにいただいています。
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卒業
卒業式のお土産として紅白の上用饅頭もいただきました。姫路で元禄時代から続く伊勢屋本店のものです。天保時代、徳川家斉の娘と姫路藩主・酒井忠学との婚礼に際し、家老の河合寸翁が伊勢屋に江戸や京都にも劣らぬ菓子を作るよう命じて江戸へ修行に赴かせました。それでできあがったのが姫路藩御用菓子・玉椿です。現在も姫路銘菓の代表的なものです。

この上用饅頭も品の良い甘さと柔らかさがありました。久しぶりにこんなに美味しいお饅頭をいただいたなあと感謝しつつ堪能しました。美味しいお菓子というのは、気持ちを豊かにしてくれます。
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