優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:生前整理

法師蝉
今聞こえる蝉の声はツクツクボウシかミンミンゼミのことが多いです。朝夕には蝉の声と虫の声が入り混じって聞こえてくることもあります。

今日が粗大ごみの日なので、解体して積み上げていた整理ダンスを持って行きました。部屋も気持ちもすっきりしました。かなり多くのものを捨てて押し入れも空きスペースができています。

それでも特に不便はありません。視点を変えればかなりモノは減らせます。「もったいない」と言って不要物を何でもとっておこうとする人は、頭を切り替える手間を嫌がっているのです。
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涼風至
思い立って洋服ダンスを解体することにしました。抗magニューロパチーの影響で、昨年度で講師をやめましたし、足の感覚麻痺のためパンプスのような靴は履けません。改まった服は不要になりました。

洋服は整理ダンスとプラスチックケースに収めました。まだこれから処分していきます。限界まで捨てたと思っていましたが、視点を変えればまだまだ捨てられるものです。

目標は自分が持ち出せるような家具ばかりにすることです。そのことはすでにかなり前から考えていて、家具類の中で今自分だけで運び出せないのは冷蔵庫くらいになっています。
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扇風機
暑い日、暑い夜が続きます。土曜日は大幅な部屋の模様替えを行いました。寝室に置いていた整理ダンスをフローリングの3畳間に移動しました。移動させながら重さに驚きました。今だからひとりでもなんとか移動できたと痛感します。

寝室が広くなりました。布団で寝るので普段は別のことに使えます。押し入れも物を整理してがらんとしました。空間が広々とあるのは贅沢です。食料や日常消耗品以外のものは買わないように心掛けています。欲しいと思うモノもないですし。

こうしてモノを絞り込んでいくと、自分がいかにマーケティングに踊らされてモノを買っていたかがわかります。視点を変えると不要なものがたくさんあります。あるものは使い切ってそれ以上買わないようにします。
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日盛
部屋の片付けは以前大幅にやりました。子どもの頃は整理整頓が苦手で掃除も嫌いでした。「埃で死なない」などと言っていましたが、あるとき3畳の部屋をすべてアウトドア関連の物品が占領しているのを見て、これはまずいと思いました。

すでに十分な物があるのに次々と他のものが欲しくなるという状態でした。一念発起してすべてヤフオクで売り切り、これが最初の断捨離経験でした。その後、二か月ほど前にまた片付け熱が再燃し、ハッチバック一杯の不用品を処分しました。

ところが、今回再び見直してみたら、まだまだ処分していいと思えるものが続出しています。時間がたつにつれて視点が変わっていくからでしょう。
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蝉声
このところ、せっせと部屋の片付けをやっています。抗magニューロパチーの診断を受けてほぼ10か月、もっと荷物を絞り込もうと思いました。断捨離関連のYouTube動画を見ていると「捨てられない」との悩みを抱えている人が多いようです。

私は写真をGoogleフォトに保存しています。これが、5年前、10年前の同月の写真を時々提示してくれます。写真を見て、こんなに時が流れたのかと驚き、特に幼い時の写真など、これから同じ時間がたてば、この世にいないのは確実です。

人間は儚いものです。この世にそれなりの意志を持って存在できるのは、長く見積もっても80年ほど。「捨てられない」と執着してもあの世には持って行けません。
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日曜の朝、近所の県道沿いに設けられている花壇を手入れしている人たちがありました。定期的に花の植え替えなどもされているようです。

月曜日が粗大ごみの日だったので、用意していたものをいろいろ捨てました。押し入れの下半分はほとんど空です。時間を置いて何度か整理するうちに「これも捨てよう」ということになります。視点が変わるからでしょう。
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夏の風
私の家の押し入れは二部屋の間にありどちらからでもアクセスできる仕組みになっています。夏はこの押し入れを開け放って風を通します。押し入れを眺めもっと片付くのではと思い、片付け始めました。

すっかり片付いたと思っていたのですが、意外にもさらに大幅に片付いて押し入れの下の段に入っているものがほとんどなくなりました。視点を変えてみると不要なものが見えてくるんですね。押し入れ下段にあった収納ボックスが三つ空になりました。

これでもまださらに減らせると思っています。一気にやってしまうには集中力も体力も時間も使うので、ひと休みしてまた考えます。
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夏祭り
諸行無常諸法無我というのは、仏教の四法印の教えの最初の二つです。そのあと一切皆苦涅槃寂静と続きます。一切皆苦の代表が四苦八苦です。四苦は生老病死、生まれたこと自体に苦が定められています。

苦は「思うようにならない」ということです。人間関係は大きなストレスと言われます。それは相手が自分とは別の人間であり、自分とは異なる視点で世の中を見ているからです。相手の当たり前と自分の当たり前がぶつかります。

自分自身すら思うようにはなりません。私は、生活習慣病予防にはそれなりに留意してきました。しかし、抗magニューロパチーという全く異なる種類の病気がやってきました。自分のモノだと何かにしがみついても虚しいだけで、手放したら気楽です。
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今回改めて片付けようと思ったのは、いつ何時何があるかわからないと思ったからです。抗magニューロパチーになって、諸行無常諸法無我を実感しました。

すべてのものは移り変わっていきます。自分のものは実際にはありません。自分の若さ、自分の健康、自分の命、それらは自分のものではなく、借り物です。「自分」と考える存在も借り物でしょう。

だから、この世で自分の物と思っているものにしがみついてもしょうがない。そのことが病気になってじわじわとわかってきました。
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夏の風
土曜日も部屋の片づけをやりました。収納場所を一通り見回したら、捨てるものや手放すものはまだまだありました。自分が使わないけれど誰かに使ってもらえそうなものは、そうする予定です。

また使うだろうと思ってしまっておいたものでも使わないものというのはあります。また、収納場所がなまじあるため、そこを埋めようと余計なものをストックしていたことにも気づきました。

踏み台を使わなければ取り出せない場所にはものを置かないことにしました。何をしまったか忘れているのです。収納用品も見直して手放すことにしました。持ち物すべて、どこにあるかすぐに言えるまで減らしたと思います。
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