優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:神経障害性疼痛


疼痛には侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛があります。前者は疼痛として一般的にイメージされるもので、怪我をしたときなどに起きるものです。疼痛によって異常が起きたことを知り、手当ができます。身体を守るための疼痛本来の役割はこちらです。

一方、神経障害性疼痛は疼痛を伝達する神経そのものが傷ついて異常な信号を発し続けるものです。意味のない痛みであり、抗magニューロパチーによって私が感じている痛みはこちらです。程度の差はあれ、意識がある間はずっと痛みがあり難治性です。

ヤマイダレは病、痛、疾、疫、疲などと望ましくない状態を表す漢字に使われています。疼痛は不快な感覚であり、病院受診の最大の動機になります。ただ、複雑な感覚でもあり、私の場合も何か別のことに集中していればその間は疼痛が軽減されています。
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盆の月
昨日は朝のうちに雨があがり、午後には雲がきれ満月が眺められました。旧暦7月の満月で、お盆のある月の満月であることから、盆の月と呼ばれます。

ペインクリニックの主治医にプレガバリン300mgとツートラム50mgでは鎮痛には不十分であること、プレガバリンを600mgの処方に戻してツートラム50mgとの併用にして欲しいというと、限界量だから、としぶしぶ応じてもらえました。

薬剤の添付文書には処方通りきちんと飲むようにと書いてあります。しかし、主治医によれば鎮痛剤は大真面目にきちんと朝夕食後に飲んだりせず、最小量で痛みが治まるように飲む工夫をするのが大事だとのこと。これからは工夫してみようと思います。
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きさらぎ
きさらぎ(如月)は旧暦二月の異称で、新暦ではほぼ三月にあたります。昨日はペインクリニックへ行ってきました。先週末にツートラムがなくなっているのに気づき、手元に残っていたプレガバリンを飲んでしのぎました。

プレガバリンはそれまで一日300mg処方されていました。それを600mg服用しました。これが限界量です。医師にそれを告げると「じゃあ、それでいこうか」ということになりました。プレガバリンの方が安いのでありがたいです。

さらにこれまで75mg錠だったのが150mg錠に変わりました。75mg錠は1錠22.8円、150mg錠は1錠33.4円です。従って同じ薬で7割の費用になります。
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春の夢
CIDPによる神経障害性疼痛のため寝付くのが困難になり、プレガバリン150mg朝夕に加え、タリージェ5mg朝夕を先日処方されました。どちらも即効する薬ではありませんが、今のところ寝入るのにそれほど時間はかかっていません。

睡眠に問題を抱える人は多いです。いっそ眠らないで済む薬が開発できないものかと思います。しかし、睡眠を研究している専門家の話によると、ある程度発達した動物はすべて眠るそうです。イカやタコ、クラゲすら眠ることがわかっています。

眠るということは無防備になりますから、生存維持には不利なはずです。ところが、進化の過程で「眠り」が出現したということは、睡眠には高等生物として欠かせない何かがあることを意味します。睡眠がうまくいかないと苦しむのはそれゆえでしょうね。
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春嵐
これまで持続する痛みというものに馴染みがありませんでした。肩こり、腰痛、膝の痛みといった運動器系の痛みとは無縁でした。自分が神経障害性疼痛を抱えるようになって、世の中には疼痛で苦しんでいる人が随分いるのだと初めて知りました。

疼痛を調べるとまず出てくるのがこうした運動器系疼痛、それから癌性疼痛です。これらを読んで参考にできる所は参考にしつつ疼痛との付き合い方を学んでいくのが大事だと今は感じています。
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昨夜から再び強い風交じりの雨になっており、桜の季節は完全に終わりです。この雨があがれば山々は芽吹く若葉の色に染まります。

疼痛には大きく分けて二種類があり、神経そのものが傷ついて起きる神経障害性疼痛に効く薬はあまりありません。リリカ(プレガバリンの商品名)やタリージェ(ミロガバリンの商品名)はこうした疼痛に効果があるとされる数少ないものです。

必要な感覚を残したまま痛みだけを取り去るというのは極めて難しいのだろうと思います。
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昨夜は午後8時頃から風が強くなり、その音を聞きながら眠りにつきました。CIDPの影響で両足首より先には鈍い痺れがあります。今のところ眠る支障にはなっていません。神経障害性疼痛を抑える薬としてプレガバリンを服用しています。どの程度効いているのかはよくわかりませんが。
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