優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:福岡市

春の旅
観光で福岡へ来たものとして不思議に思うのは、福岡市の中心駅の名前がなぜ福岡ではなく博多なのか、ということです。

52万石の城下町福岡と商人の町博多が明治時代に合併し、そのときの市議会で僅差で市の名前が福岡に決まったとか。代わりに当時開通したばかりの駅の名前に「博多」がつけられました。その流れで新幹線の駅にも博多が採用され現在に至っています。

JR博多シティは2011年に開業。正面の断熱複層ガラスとその前の大きな丸時計が印象的な大規模駅ビルです。阪急百貨店が入っているのには関西人として親しみを覚えました。
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春の午後
展望台から東にはシーサイドももち海浜公園と防風林、福岡都市高速環状線が走っているのが見えます。樋井川を隔てたヒルトン福岡シーホークの向こうにPayPayドームの両端がのぞいています。午後3時を過ぎ、福岡タワーの先端部の影がAIビルにかかっていました。
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うららか
東に目をやると博多湾の海岸線がずっと向こうまで見えました。博多港からは多くの船が出ており、釜山に向う航路もあります。日本海は世界地図の中で見ると地中海に似たような地形で、有史以前からこの海を大勢の人が行き来してきたのでしょう。
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春の渚
「SKY View123」からは北に博多湾、南に福岡市街地を一望できます。眼下にはシーサイドももち海浜公園が広がっており、その先に見えるのはマリゾンというウェディング施設です。立地条件は最高でしょう。

遠くに霞む島影は博多湾に浮かぶ能古島です。福岡マラソンでよく耳にした海の中道も見え、その先にあるのが金印の発見で有名な志賀島です。元寇で蒙古軍が攻めてきたのもこのあたりですから、大陸との近さ、歴史上の繋がりにも想像が及びます。
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春空
最後に福岡タワーへ行きました。バス乗り場へ行ったら、平日の昼間なのに考えられないほど大勢の人が並んでいて何事かと思いました。PayPayドームへ観戦に行く人たちだったのです。まだ午後1時過ぎくらいだったので考えもつきませんでした。

福岡タワーはPayPayドームから目と鼻の先にあります。1989年に開催されたアジア太平洋博覧会にあわせて建設された電波塔です。先端までの高さは234mで、高さ123mにある3階の展望場所「SKY View123」まで高速エレベーターで直行できます。

入場チケットを買うときにモバイルSuicaが使えずびっくりしました。交通系は全国で相互乗り入れしていますから、交通系マネーがすべて使えないということです。PayPayなら使えました。系列会社なのでしょうか。
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