優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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風鈴草
フウリンソウは南ヨーロッパ原産のキキョウ科ホタルブクロ属のカンパニュラの仲間です。ツリガネソウとも呼ばれます。花も株も大きく見栄えがするため昔から栽培されてきました。耐寒性はありますが、暑さに弱いため関東以西では秋蒔きで育てます。
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額の花
花をモチーフにした歌は数多くあります。日本なら圧倒的に桜でしょう。ひまわりもよく歌われます。童謡ならチューリップでしょうか。

しかし、紫陽花が歌われている歌というのは即座に浮かんできません。検索したらいくつか出てきましたが、誰もが知っている有名曲ではありませんでした。
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青りんご
「りんごの木」の名前どおり、庭にはりんごの木があり、小さなりんごが生っていました。姫路周辺は温暖なので、りんごの木は滅多に見ません。りんごの花は大変美しいそうで、「りんごの花ほころび〜」で始まるロシア民謡『カチューシャ』を思い出します。

日本語でも親しまれていますが、YouTubeではロシア語のものを聴くことができ、やはり原語は素晴らしいと思いました。意味はわからなくてもその国の言葉の響きがその音楽に最もよくあっています。
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あじさい
庭園にはタイマツバナも植えられていました。北アメリカ原産のシソ科の多年草です。葉と花がベルガモットオレンジに似た香りを持ち、ハーブとして用いられるときはベルガモットとも呼ばれます。殺菌力のあるチモールを含みます。

和名のタイマツバナは鮮やかな赤い花が松明を連想させたからでしょう。園芸品種としてはモルダナという呼び名もあります。品種が多く赤以外に白、ピンク、紫など多彩で、暑さに負けず夏の花壇を彩ります。
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紫陽花
「りんごの木」の庭にはアジサイがいくつか植えられていました。都麻乃郷あじさい園でたっぷりとアジサイを見た後でしたが、こちらはこちらでまた新鮮な感覚でした。花というのはいくら見ても飽きないものです。
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梅雨時
西林寺を出た後、近場まで戻ってお茶にしました。行ったのは福崎町にある「りんごの木」というカフェです。市川のすぐそば、イングリッシュガーデンのある店です。英国風のアフタヌーンティーが楽しめるようなので、それをお願いしました。
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真夏
コーヒーが入って出てきた器は木製のマグカップでした。軽くて口当たりがよくて、渋い色合いです。スプーンも木製です。調度品から食器まで細部にわたってオーナーのセンスが光っていると感じました。
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夏座敷
古民家喫茶の楽しさはそこから昔の家の作りが想像できることです。のれんをくぐって入ったところが土間、上がり框を経たところから前栽が見えます。このあたりの農家らしい作りです。ところどころに残されている家具の細工から時代を感じることができます。

家を支えている梁は太く、上がり框のところには、重い木の引き戸があったでしょう。いま、土間の奥はキッチンになっています。昔の住人が現在のこの家の様子を見たらさぞ驚かれることでしょう。
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百日紅
座ったテーブルからは前栽が見えました。石燈籠や池、そのむこうに太い樫の木があります。この木の太さからも家の経てきた時間が想像できました。その前にピンクのサルスベリが咲いています。池には小さな緋鯉も泳いでいました。
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夏の風
夢前川でワイルドな川床料理を満喫した後はコーヒーを飲みに移動。お隣の福崎町高岡にある「古民家喫茶動き人」へ行きました。このあたりでは古民家を再利用した店がちらほら見受けられるようになっています。ここはオーナーが5年かけて古民家を改造して作られたお店とのこと。いい感じで古民家の趣が残っています。
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