優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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藤ノ木山の山頂に着いたときは10時過ぎとまだ早く、軽くティータイムをとったあと、ご夫婦が一組登ってこられたので、後を譲ってすぐ先にある第二展望台まで行きました。ここからは山のすぐ西側にある神谷(こたに)池が見えます。

池は神谷川をせき止めて作られた神谷ダムによってできました。ロックフィルダムで、近くを通ると石積みの堤体が見えていましたが、2016年からこの斜面を利用してメガソーラーが稼働しています。景観的には石組が見えた以前の方がいいですが、堤体の有効活用です。
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CT検査の結果をききに兵庫医大病院へ行ってきました。結果は意外なものでした。そう来るかと。しばらくこの結果をふまえて主治医と試行錯誤することになりました。

高校野球の決勝戦だったらしく、帰りに甲子園に停車したら観戦を終えた人たちが大勢乗ってきました。子どもの頃に何度か観戦に連れて行ってもらったことがあります。かちわりを食べたのも懐かしい思い出です。

車内に「ベルサイユのばら展」の中づり広告がありました。そういえば、宝塚歌劇も甲子園球場も阪神タイガースもすべて阪急阪神ホールディングスの傘下です。
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今週の月曜日は雨で一旦暑さは落ち着きましたが、処暑の昨日は再び酷暑でした。それでも空気は秋らしいものになり、山の色も真夏の緑ではなくもう秋です。ヤマザクラは立秋の頃から色を変えており、遠くからでもよくわかります。

家にいると昼食後は眠くなってしまいます。服用しているツートラムにもプレガバリンにも「傾眠」の副作用があります。私の場合は生活に大きな影響が出るような副作用は今のところほとんどありません。眠気も外出すれば出ません。
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ご近所を散歩していると、ここはきっと花作りがお好きなんだろうなというお宅が何軒かあります。庭に季節の花々が植えられていて、散歩人の目を楽しませてくれます。

そういう一軒の庭にヒマワリが植えられていました。ヒマワリにもいろいろ品種があるのでしょう。人の背丈を超えるような昔ながらのものではなく、子どもの背丈ほどの親しみやすいものです。朝の光を浴びて庭に並んで咲いていました。
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昨日の夕方、驟雨がありました。あちこちで短時間大雨警報が出るほどの豪雨が観測されていましたが、私の住む辺りでは全く雨が降っていませんでした。ありがたい雨です。

風がよく通って部屋は涼しいのですが、午前中と午後で過ごす部屋を変えています。日当たりがいい部屋の方が気温が上がるので、午前中は南西側の部屋で、午後は北東側の部屋で過ごします。
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今朝の日の出前はとても涼しく、窓を閉めました。日が昇る位置もかなり南へ移ってきており、日が昇ることで山々が映し出す影の形に秋を感じます。日中はまだまだ残暑の厳しい日が続きますが、少しずつ秋めいていきます。

掃除をして鏡、家具の取っ手などの金属部分を磨いておくと、部屋の風景全体にメリハリが出ることが実感できます。最後の仕上げとでもいう部分です。

禅宗では掃除を重要な修行と位置づけています。確かにきちんと掃除をやれば、これらは心を磨くことに通じると納得しています。自分から気づいて自主的にやるのでなければ意味はありませんが。
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昨日は姫路市の隣の高砂市高砂町へハイキングに行ってきました。山陽電鉄高砂駅の南側に広がるこのあたりは、江戸時代には北前船寄港地、船主集落として栄えました。今も古い町並みが残り、「兵庫県歴史的景観形成地域」「日本遺産」に選定されています。

8日午後から雨になっていましたが、それも朝にはあがり高砂駅を出る頃には陽がさしていました。途中、飾磨駅近くで秋祭りの屋台が運行しているのが見えました。海沿いは播州の中でも特に秋祭りが盛んで、屋台の大きさや練子の装束も一段映えます。

高砂町の氏神である高砂神社の秋祭りは10日、11日です。町の辻には幟とシデ飾りが並び、紙垂をつけた細縄が張られ、細い青竹が立っていました。
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朝食の後、病棟内を散歩しました。昨夜は雨だったようです。病室では窓側ではないので天候が全くわかりません。外界ではそろそろヒガンバナが咲いているかなあと思いますが、ここでは自然は窓から眺める景色だけです。

ベッドにいると主治医チームの一番若い先生とリーダーの先生が来られました。足首の傷を見たあと、現在時点での検査結果について少し話してくださいました。リーダーの先生にとっても珍しい症例とのことでした。
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土曜日のCT検査の後、主治医が足首の傷の状態を診ると同時にこれからおこなう遺伝子検査についての説明をしてくださいました。阪神淡路大震災を経験していない世代の若い医師で、説明を書くペンが、USJのキャラクターのピンクのものでした。

看護師もそれぞれちょっとしたところにキャラクターグッズを使っています。持っている携帯電話のショルダーストラップには「医療用」とでかでかと書いてあります。これで業務連絡をとっており、患者の誤解を招かないためでしょう。

キャラクター大国、カワイイ大国の日本です。それぞれプロとしての仕事を果たしつつ、こうしたグッズで癒しのひとときを得ておられるのでしょう。患者にとってもほっと気持ちが和むものです。心電図をとったとき天井にアンパンマンのキャラが貼ってありました。
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前日の神経生検の影響で一日は歩くことができないため、車椅子でMRIに連れて行ってもらいました。一階まで下りるとそこには外来患者が大勢いて、病院内にあるコーヒーショップからコーヒーのいい香りが漂ってきました。

ほんの一週間入院しているだけですが、外の気温とも天気とも切り離され、何もせずとも三食がさっと出てくる生活をしていると、培養ルームにいるようです。
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