優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋うらら
朝はやや肌寒くなってきましたが、晴天であれば日中はまだ半袖でもいいほどです。晩秋から初冬にかけて、10月下旬から12月中旬あたりまでが最も過ごしやすい時期かもしれません。子どもの頃に比べると、一か月ほど後にずれています。

街路樹のクロガネモチが実をつけていました。秋の花の時期がしだいに終わり、赤い実が目立つようになります。ナンテンも色づいてきており、これが真っ赤になれば今年も終わりが近いです。
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秋うらら
カボチャの種が発芽しました。まず、種をきれいに洗い、鉢の上に水に浸したペーパータオルを置き、そこに並べます。上をアルミホイルで覆って光を遮断し暗いところに置いておくと二日ほどで芽が出てきます。

このころの芽は白いですが、出して光にあててやればすぐに緑色になります。これ以前の状態がモヤシです。芽はどんどん伸びて双葉を開き、やがてそこから次の葉も出てきます。一日に一度ペーパータオルの上に少し水をかけてやりました。

カボチャの種をこれまでは捨ててしまっていましたが、こうすれば身近なところで、グリーンを楽しめます。すべてが発芽するわけではなく、10個くらいのうち芽を出したのは3個でした。生きてるんやなあ、と妙に感心しました。
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秋うらら
午前9時から野外炊飯。班でカレーを作ります。人数分の材料が配られ、包丁はスタッフが手渡ししていきます。かまどでの火起こし担当ヘルプは男性スタッフ、材料の切り分けヘルプは女性スタッフがおこないました。

テーブルに新聞紙を広げます。汚さないためと野菜くずをその中央に集め新聞紙でくるんで捨てるためです。野外炊飯場のすぐ隣にはごみステーションがあり、ごみは燃えないもの、プラスチック、生ごみに分別され、生ごみはたい肥などに利用されます。

野菜の切り方をレクチャーし、子どもたちはすぐにそれを覚えて上手に切り分けていきました。包丁とまな板はセットで洗いに行くときには「通りまーす」と言うことを徹底しました。刃物と火の取り扱いには強く注意を促したためか、ケガ人は出ませんでした。
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秋うらら
この日で先生がたは前半と後半の入れ替わりでした。全体を通して島にいるのはキャンプリーダーと救護スタッフだけです。

帰ったらビールを飲みたいといっている先生もありました。子どもたちにはデジタルから離れた環境をといいつつ、先生たちも他のスタッフも私以外は全員スマホを手にしていました。海辺に出ればかろうじて通信は可能なのです。

デジタル製品から完全に離れることはこれほど難しいことなのだとその姿を見ていて実感しました。ゆっくり海の音を楽しむことも、星や夕映えを見ることもなく、ちらりと一瞥してすぐにデジタルの世界へ戻ってしまうのでしょう。
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秋うらら
塩屋交差点のすぐ東、マンション敷地の一画に「旧ジョネス邸跡地」との記念プレートが立っています。イギリス人貿易商F.M.ジョネスによって1919年に建てられた洋館で、塩屋沿岸部では唯一残されていた外国人住宅でした。

「兵庫近代化遺産」「ひょうご近代住宅100選」にも選出された名建築でしたが、2013年に惜しまれつつ解体されました。しばらく行くと国道2号はJR線を橋で越えて行きます。橋の上からは大阪湾越しに泉北のあたりが望めます。
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秋うらら
最近、岩崎宏美をYouTubeで聴きまくっています。お勧め動画に『ドリーム 岩崎宏美』が出てきて何気なく開いてみたら、度肝を抜かれました。「夜のヒットスタジオ」の映像で、当時17歳、おかっぱ頭に水色のワンピースの彼女はまだどこか幼さの残る風情です。

ところが歌いだしたら仰天しました。とにかく声量が凄い。さらに「このぼくが〜」からのサビの声の伸びと響き渡る高音の素晴らしさ。とても17,8歳の女の子の歌とは思えません。

こうした高らかに歌い上げるサビの場合、大部分の歌手は眉根を寄せたり目を閉じたりして「渾身の力で歌っています」という感じになります。ところが彼女は、全く何の苦もなく微笑さえ浮かべやすやすと音に乗り、歌い切ります。当時は生放送で生バンド一発撮りです。それでこの歌唱、凄いとしか…。
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天高し
横川の四季講堂は元三大師堂とも呼ばれます。ここを住まいとした元三大師(912-985)は大陸から入ってきた易学に似た「天竺霊籤」をもとに「元三大師百籤」を作りました。これが日本のおみくじの始まりとされています。
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秋うらら
横川中堂から東へ歩いていくと、これも鮮やかな朱塗りの横川鐘楼に着きます。メンバーそれぞれで鐘をつきました。余韻が心地よく木々の間へ響いていきます。
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