優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋の山
増位山随願寺の梅林まで降りてきたら、上の方は梅の多くが枯れ雑草が生い茂っていました。周囲に害獣よけのネットが張り巡らされ、鹿や猪の被害がここでも大きいのでしょう。

境内の中を通って駐車場へ向かっていたら、蝶が飛び交っているのが目につきました。もしやと思い立って見上げていると、やはりアサギマダラでした。ひらひらと2,3度はばたいてはすーっと滑空します。人を恐れる風はなく、頭上まで何度も飛んできました。

下から見上げると翅の特に上半分が名前の由来になった浅葱色(ごく薄い藍色)をしているのがよくわかりました。しかも三頭もいます。アサギマダラは日本列島の太平洋岸と台湾周辺域で長距離の渡りをする蝶で、増位山はそのルートにあたるのかもしれません。
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秋の山
稜線を北へ辿り、第一展望台で昼食をとりました。山へ行った時はコンパクトストーブでラーメンを作りみんなで食べます。下界でインスタントラーメンはほとんど食べませんが、こういうところで大勢で食べると格別な美味しさです。

山を歩いているあいだは日差しがほとんどない薄曇りで、まだ暑さの残る中、これはありがたかったです。野外活動センターの横へ下山し、駐車場に着いたときもまだ午後2時前だったので、それから近所の美術喫茶『白ばら』へ行きました。

高田賢三のデッサンが展示中でした。彼は姫路出身でKENZOブランドを世界的にしたファッションデザイナーです。滞在は1時間以内でお願いしますとの張り紙がしてあり、我々もそれを守って1時間で店を出ました。
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秋の山
延暦寺会館で精進料理を食べようと思っていました。しかし、坂本ケーブルに乗れずに引き返して叡山電鉄・ケーブルカー・ロープウェイを使ったため頂上到着予定が遅れました。入場券売り場で「延暦寺会館の昼食の受付は1時半まで」と言われて断念。

無料休憩所で昼食にしました。メニューには各種のそばしかなく、糖質制限をしている身にはつらいところでしたが、ゆで卵があったのでそれを付け加えて空腹を抑えました。その後、山上巡回バスで横川へ行きました。
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