優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋の朝
今朝、電子ピアノを弾いていると、窓辺の手すりにスズメが二羽止まって、羽繕いしつつ鳴いているのがガラス越しに見えました。30分以上そこにいました。スズメの数が減っているというニュースを聞きましたが、この辺りではそれほど変わっていません。

コシアカツバメの空になった巣を使う場合があり、それを見に来たのかもしれません。階段ホールにある巣のひとつはそのようにしてスズメが巣を作り、繁殖しました。その後、またコシアカツバメが来てすぐ隣に巣を作りました。

スズメの寿命はよくわかっておらず、その春に生まれたヒナが翌年まで生きている確率は50%程度で、長くても3年ほどのようです。
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秋の朝
車の通りがほとんど無いところを選んで散歩しています。のんびり路傍の花や朝の空に残っている月を眺めたりしながら歩いていますが、「健康のために歩いている」という感じでわき目もふらずに歩いている方もいらっしゃいます。

早朝は犬の散歩の人たちにもよく会います。犬を飼っておられる方は毎日散歩に行かなければいけません。私は最近早朝散歩を始めたばかりなので、「見慣れない人だ」と気になるのか、前を歩きながら何度も振り返る犬もいます。
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秋の朝
現代はモノが極限まで発達し革新的な製品は登場しにくくなっています。家電製品はその一例です。節約系動画に全自動洗濯乾燥機が出てきて、驚きました。冬の雪深い地方ならいざ知らず、乾燥機が常時必要な土地がどれだけあるでしょう。日に干せば無料で乾きます。

仕事が忙しいなどという話も出てきますが、洗濯物を干す時間すらない仕事ってどんな仕事? 本来必要ないものを必要と思わされているのです。冷蔵庫、洗濯機、掃除機が最初に登場したときは生活を飛躍的に向上させたと思います。しかし、もはや上限に達しています。

それでもメーカーは売らなければなりません。それゆえ微妙な差異化をはかりマーケティングを駆使して消費者心理を誘導します。毎年新製品が出て古いものを廃棄させようとします。その一方でエコとか。矛盾しています。
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秋の朝
西島を去る日の朝は荷物をまとめ自分たちが生活したロッジの清掃をしました。自然学校の後半になってから次々と病人が出て大変でした。もうひとりの救護スタッフは去年まで病棟で働いていたばりばりの看護師でしたから助かりました。

発熱の子は定期船で家に返すのが基本です。島には医療機関がないからです。島を後にした全員が男子でした。小学5年生にとって5日間も親と離れて過ごすのは初めてでしょう。男子の方が心理的にも肉体的にも変化に弱い印象です。

ロッジを見回って荷物の片づけと部屋の清掃について点検しました。なかなか荷物を片づけられない子がいる一方で、てきぱき整理できる子もいます。いろいろいてどたばたしましたが、それでもなんとか時間内に荷物整理、清掃が終わりました。
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秋の朝
10月16日から20日まで地元の小学校の自然学校のスタッフとして家島諸島の西島にある兵庫県立いえしま自然体験センターへ行ってきました。インターネットの接続がなく、はからずもデジタルデトックス生活を送ることになりました。

兵庫県では公立小学校5年生を対象に4泊5日の自然学校プログラムを実施しています。出発の朝は快晴で、ひと足先に先生方とスタッフが集合し、そのうちに子どもたちがぽつぽつと登校してきました。

どの子も巨大な荷物を抱えています。自然体験センターは船着き場の反対側にあり、峠を越えて1.2kmを歩かなくてはいけません。これで歩くのはきついぞと思いましたが、それも体験です。
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秋暑し
朝食の後、急遽頭のMRIをすることになったと説明を受けました。先日のMRIは頚髄でした。看護助手さんに車椅子で連れて行っていただきながら、三連休の気温をたずねると、35℃になった日もあったほど暑かったとのこと。

MRIは頭を白いダースベイダーのマスクのようなものでがっちり固定され、ヘッドフォンをして行いました。患者はただ寝ていればよいので楽な検査です。

部屋に帰ってふと頭の上を見るとエアコンにNationalのマークが。Panasonicに変わったのは2008年なので今やこれを見るのは希少になっています。
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秋の朝
今朝は採血がありました。こうした処置は夜勤の看護師が朝一番にすべておこなう体制のようです。午前6時に起床時間となり、病棟の灯りが点されるとこれが始まります。昨夕に日勤看護師から採血と二度目の髄液検査があることを知らされていました。

採血は遺伝子検査のためのものだと思います。それによって神経疾患の性質がさらにはっきりするため、治療の計画もたてやすくなるのです。採血を終えて朝食です。同じパターンながら、パンはクロワッサン、白パン、ベーグルなどと毎日変わります。
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秋の朝
9月15日には頸椎のMRI検査を受けました。MRIは強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面図として描写する検査です。頭が動かないようがっちり固定してトンネル装置の中へ入っていきます。

侵襲的な検査ではないので、頭の周りでがんがんと大きな音はしますが、患者本人は仰向けに寝ているうちに済んでしまいます。
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秋の朝
音声合成AIの仕組みは平たく言えば、原曲に使いたい声をはめこみ調整していくようです。松田聖子「制服」(1982)、菊池桃子「卒業」(1985)、斉藤由貴「卒業」(1985)これらは、高校の卒業式で好きな彼への想いを歌っているという似たコンセプトの曲です。

音声合成AI岩崎宏美で聴くと、「制服」は心地よく聴けるのですが、あとの二曲は「岩崎宏美はこんな貧弱な歌唱力だったか?」と感じます。原因は原曲の歌唱力の差です。歌唱力がない人でも歌えるように作られているため、曲自体が平板で退屈です。

聴かせるに足る曲を歌う力が松田聖子にはあり、菊池桃子や斉藤由貴はそれを持ち合わせていなかった。ただ、彼女たちの当時の写真を見ると、はっとするほどの美少女ぶりです。歌唱力が無くても、美しければ数年はアイドルとして売ることができたのです。
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秋の朝
「森の旅亭びえい」は17室しかありません。前泊が千室ほどある「星野リゾートトマム」でしたので対照的でした。どちらもそれぞれの良さがあります。初日に宿泊したのは帯広の「北海道ホテル」でした。ここも魅力のある宿で人気があるのがわかりました。

「森の旅亭びえい」の廊下には白樺の板が張られています。白樺で家具を作る職人の作品が各所に使われており、コロナ対策の消毒液ポンプまで白樺の生木を活かしたものだったので驚きました。
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