優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋海
午前7時から芝生広場に集合して一日の活動が始まります。「ひょっこりひょうたん島体操」の後、浜辺に出てそこの階段を利用して、音楽会のための練習が行われました。海に向かって海をテーマにした歌を歌います。

合唱は二部でアルトとソプラノです。そうか、まだテノールやバスはないのだ、と当たり前のことに今さらながらに驚きました。小学5年生だと女子の方が発育がよく、すでに先生たちの身長に近いくらいに背が伸びている子もいます。

子どもたちが並んで海に向かって合唱を始めると、少年少女合唱団だなあとその歌声を心地よく感じました。自然学校の後は音楽会だそうです。先生たちも次々指導せねばならず、大変なことだろうと想像します。
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秋の海
三日目も快晴。今日は「探検!発見!いえしま調査隊」と題してあらかじめ決めていた班に分かれての活動でした。それぞれの班でテーマを決めており、それに応じてクロームブックでスライドを作り最後の日に中間発表をするというものです。

カヌーで大ヤケ島の向こうの海岸まで行って漂流物を調べる班もあれば浜辺で魚を釣ってそれを調べたり、解剖したりという班もあります。ばらばらになるため、今日はお弁当を持っての活動です。

私は今日も突堤や浜辺での活動で、沖へ出ていく子どもたちをうらやましく思いながら見送っていました。
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秋の海
西島の船着き場から自然学校までは1.2kmの山越えの道を歩きます。これは、自然体験センターへ来る人に「自然体験」してもらう仕組みのひとつです。子どもたちは自分の荷物を背中に背負ったり肩に斜めがけにしたりして歩き始めました。

先生方やスタッフたちの荷物も巨大です。それ以外に救急用備品などの箱がふたつあり、これらはセンターの軽トラックで運んでもらえます。私はこの道に備え25L入りのバックパックひとつに入るよう荷物を厳選してきました。そして、荷物の少なさに驚かれました。

かつて自転車旅行をしていた経験で荷物を少なくするコツを覚えました。「絶対に必要なものは何か」を考え持ち物をそぎ落とすのです。荷物の重さに遅れがちな数人の子どもたちを励ましつつ登っていくと、やがて峠の向こうに体験センター前の湾が見えてきました。
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秋の海
カーレーターを降りた後、回転展望閣に行きました。3階の喫茶コスモスは、床全体がゆっくり回転する作りになっています。席はすべて窓を向いて設置されており、座っていれば自然に360度の景観を楽しめるようにできています。

屋上展望台もあり、神戸や大阪湾の眺めを楽しむには絶好の場所です。大阪湾をはさんで金剛山、葛城山といった大阪府と和歌山県の境をなす山々が見えます。
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秋の海
平磯芝生広場のすぐ南にはグラウンドがあり、小学校高学年の子どもたちが野球をしていました。男の子も女の子もいっしょです。これくらいの年頃なら男女の体力差はほとんどなく混合でスポーツができます。すぐそばには須磨の海が広がっていました。
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秋の海
明石海峡大橋を通り過ぎると車窓にはしばらく大阪湾が広がります。播磨や摂津といった兵庫南部の人間とっては、この穏やかな播磨灘や大阪湾が海のイメージになります。

2日(日)は快晴で暑いくらいでした。週の初めは湿気が高く蒸し暑かったのですが、6日(木)の朝から気温が下がり扇風機を片付けました。8日(土)は二十四節気の寒露。晩秋に入りますから、暑さもこのあたりで終わりでしょう。
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