優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:箱根登山鉄道

新緑
強羅駅からの最後のスイッチバック、出山信号場からはこれから下っていく出山鉄橋が見えます。地形が橋を架けるには非常に困難であったことから、この鉄橋は鉄道敷設工事のなかでも最大の難所で、1917年(大正6)に完成しました。この歴史的価値から、1999年(平成11)に登録有形文化財に認定されています。IMG_2868
出山信号場では、2017年(平成29)にデビューした新型車両3100形「アレグラ号」を見ることができました。窓が大きく箱根の自然や急曲線の走行シーンをより楽しめるようです。3000形を1両つないで3両編成で運行することも可能で、輸送力の増強がはかられています。IMG_2869
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山若葉
箱根登山鉄道の見どころのひとつがスイッチバックでしょう。急勾配を走行するため、電車は前後の向きを交互に変えてZ字形に上り下りします。強羅駅と箱根湯本駅間に、上大平台信号場、大平台駅、出山信号場の三か所のスイッチバックがあります。IMG_2864
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夏めく
強羅からは箱根登山鉄道で箱根湯本まで行きました。箱根登山鉄道は1919年(大正8)に開通した日本では唯一の本格山岳鉄道です。今年が開業100周年。IMG_2863
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スイスのレーティッシュ鉄道(サンモリッツやダヴォスを走る)と姉妹提携しており、その看板が掲げられていました。私が乗った1000形の車両はそれにちなんで「ベルニナ号」との愛称で呼ばれています。レールの磨耗を防ぐため車輪とレールの間に水を撒きながら、急勾配のカーブを走って行きます。IMG_2867
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