優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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紅梅
今週は木、金の二日間講義が連続し、土曜は別の場所での講義があり、三日間講義に出かけていくことが続きました。そのせいか、昨日は鎮痛剤を服用しているのに足が疼いてなかなかおさまりませんでした。

疼痛といいますが、疼くのと痛むのとでは微妙に感覚が異なります。疼くという漢字は、ヤマイダレのなかに冬が入っています。じわじわと締め付けられるような痛みに相当します。

人前で講義することはこれまでは特に何の苦労もなくできました。しかし、集中力を持続する必要があり、それに疲れるのだと気が付きました。
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紅梅
八重の紅梅が上の区画でも三分咲きくらいでした。ここの一画には早咲きの紅梅が多いのです。しかし、梅の木の多くが枯れているのに気が付きました。以前よく来ていたころも枯れ始めている木はありましたが、ここまでひどくはありませんでした。
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紅梅
梅林の紅梅はちらほらと開き始めているところです。歩いて行くと地面近くをばたばたと飛んでいく野鳥がいました。黄褐色に黒褐色の縞模様、トラツグミです。ツグミ類では最大の種で日本では全国で見られる留鳥です。地上付近で行動し小動物を捕食します。
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紅梅
増位山梅林の紅梅と白梅の割合は6:4くらいで紅梅の方が多いように思います。紅梅は早生から晩生までさまざまあり、一重のもの、八重のもの、色彩も真っ赤なものから薄っすらと赤みを帯びている程度のものまでいろいろです。それほど大きな場所ではないですが、山の斜面を使い三つの場所に梅が植えられています。IMG_1587
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紅梅
2月23日の熊本は快晴で風も無く暖かでした。梅は満開で、やはり南国です。春さきは南へ、秋は北国へ行くのが季節を存分に感じられていいように思います。休日の園内で催し物がいくつかあるらしく、和装の人たちに何人も出会いました。羽織袴姿の少年もいて、いいものだなあと思いました。
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梅の蕾
増位山梅林の梅のうち、最も早く咲いていたものはもう散り始めています。いまは中くらいの時期のものが開き始めており、もっと遅く、桜が開花するころまで咲いている品種はまだ蕾です。IMG_1377
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花びらが雨を宿し、蕾のひとつひとつが水滴をたたえていました。晴れの日はもちろんいいですが、雨あがりの風情も素晴らしく、異なる情趣があります。IMG_1382
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増位山のドライブウエイ沿いでも梅が咲きそろい、連日カメラを抱えた人を見ます。昨日はご夫婦らしいふたり連れが並んでガードレールごしに満開の梅のベストショットを狙っておられました。梅林でも木の下に三脚を立てている方に出会いました。今日あたりは観梅のグループもあるかもしれません。IMG_1207
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梅の園
増位山梅林、紅梅が先に開いていましたが、白梅もかなり開き、今は紅白揃って咲いています。紅梅が華やかではありますが、白梅の気品のあるたたずまいも素敵です。

周りが高い木で囲まれているため、梅林に入ると梅の香りが満ちています。ほとんど人影はなく、ひっそりとした中に咲きそろっていく梅を楽しむのもこの時期ならではです。IMG_1166
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梅が枝
風があり寒い日です。日差しがあまりないので、一層寒く感じられます。それでも梅林の梅は日ごと開く数を増やしています。梅が咲いている間は梅林に立ち寄ります。周りが高木や竹林で囲われているため、梅の木は日が当たるところを求め、そこに向かって枝を伸ばしているのがわかります。IMG_1058
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冴返る
昨夕は、テニスをしました。帰ってきてネットを見ていたら、競泳の池江璃花子選手が、自身のTwitterで白血病であることを公表したとの速報。現在最も注目を集めている選手のひとりであり、東京五輪の金メダル候補です。

まずは治療に専念され、寛解導入を目指すのが一番です。優秀なアスリートですから、過酷な治療も必ず乗り切っていかれるでしょう。

今のトップアスリートはSNSなどで直接大衆とつながっています。それだけに、その人の人間性や考え方、生き方そのものが見えやすく、取り繕うことが難しくなっています。

Twitterで公表された池江選手の文章を読んで、立派だなあと思いました。18歳で、目の前に夢だったオリンピックがある。それなのに、深刻な病が発覚し、生命の危機にさらされることになりました。そこであの文章、凄いといわざるをえません。IMG_0965



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