優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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14日は別府駅から歩いて数分のところにある「花べっぷ」に宿泊しました。こじんまりとした落ち着ける宿です。別府には「別府」と名づけられた椿があるそうです。それにちなみ全館が竹と椿のインテリアで統一されています。

床はすべて畳でスリッパを履く必要がなくありがたかったです。玄関ホールのしきり壁は「やたら編」という手法で編まれています。部屋にもこの編み方の竹のすだれがありました。
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円覚院本坊にかかっている幕には笹竜胆と左三つ巴が描かれていました。笹竜胆はここを祈願所とした清和源氏の紋所に由来するものでしょう。三つ巴の由来はわかりませんが、最も古くからある紋のひとつとしてよく知られています。
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利家像は金色に輝く変わった形の兜を被っています。五月人形のような兜ではなく高くそびえ立つ烏帽子のような形です。こうした兜は鯰尾兜と呼ばれました。当時、鯰は地震を起こす強大な力を持つ生き物とされておりそれにあやかったのです。利家は傾奇者でもありました。それがこの兜にも現れているのかもしれません。
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