優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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背高泡立草
セイタカアワダチソウが花盛りです。北米からの帰化植物で駆除活動が行われています。ススキを駆逐して繁茂しましたが、かつてほど盛大に咲いているのを見ることは少なくなっています。背が低くなってきているものもあります。

もともとの繁茂種であるススキなどが数年たつと再び勢いを増しますし、その形態も火入れなどが行われない限り、やがてアカマツなどが入り込み草原から低木林へと変わっていきます。
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背高泡立草
晩秋を彩る代表的な花がセイタカアワダチソウです。北米原産の帰化植物で明治時代に観賞用として入ってきました。目立つようになったのは戦後の時代です。減反政策によって空地になった水田に大繁殖し各地のススキなどを駆逐していきました。

しかし、今はその勢いも衰え背の高さも低くなっています。喘息の原因といわれましたが、花粉は風媒花ではなく虫媒花でありその疑いは晴れています。

北米では体内の毒素を排出してくれるハーブとして利用されています。特に花が咲き始める9月下旬から10月上旬くらいのものがいいそうです。咲き始めは緑がかった黄色だった花が今は橙色がかった黄色へと変化してきています。
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