優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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昼食には完全予約制の「そば六郷」に連れて行ってもらいました。店名の六郷は国東半島に栄えた六郷満山文化から採用されたものでしょう。

国東半島には中央にそびえる両子山から放射状にのびる谷筋に六つの郷が開けました。ここの大部分が宇佐八幡の荘園だった奈良・平安時代に神仏習合の特異な宗教文化が形成されていきます。最盛期には約1000の伽藍があったといいます。

その後鎌倉新仏教も受け入れ、現在まで多くの摩崖仏や宗教建築、伝統行事が残されています。豊後高田は西日本屈指のそばの産地でそれにふさわしい店です。
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湯山台から外れて里山の道を行きました。やがて猪名川に出会うと赤い欄干の御社橋、それを渡れば多田神社です。橋はかつて旧・有岡城(伊丹市)へ向かう多田街道と満願寺へ向かう満願寺道であり、現在は県道130号です。

多田神社の前でカーブして橋に入る道は、道幅のわりに車の往来が激しく、猪名川と神社敷地に挟まれて道幅を広げることが難しい印象です。橋は歴史ある大神社に向かうにふさわしい趣があります。
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