優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:藤


厳島神社の境内ではフジが咲き始めていました。花々は季節のバトンを受け渡すように次々と少しずつ時期をずらしながら咲いて行きます。花粉を媒介してくれる昆虫たちの便宜をはかってのことでしょう。

ソメイヨシノが咲いていた時期ならお花見の人の姿もあったかもしれません。開花がトップニュースになる桜は別格としても、それぞれの時期に咲く花の名所をニュースとして取り上げる日本は、やはり風流の国だと思います。
IMG_7279



午後から晴れてきました。増位山随願寺境内の藤棚では、白藤の花の最盛期が終わり、隣の藤が咲いてきました。IMG_2686
すべて白い藤かと思っていたら、先日別のところから房が下がり始めているのに気づき、その先をたどって行ったら別の木だとわかりました。同じ棚の一方からは白藤、もう一方からは普通の藤が伸びていたのです。IMG_2685
200mの標高はここでも威力を発揮しています。ドライブウェイ沿いの野生の藤はそろそろ花の最盛期を終えようとしています。しかし、山上では放生池の周りの野生の藤が咲き始めています。
IMG_2687

このページのトップヘ