優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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藤の花
山の春の最後を飾るフジが咲いてきました。遠くからでも藤色の花房が見えます。栽培されて藤棚になっているのもいいですが、野生のフジが樹冠の先に花を咲かせているのを眺めるのも好きです。他の木の高さを利用しその先へ自分の花をぶら下げる逞しさ。いろんな戦略を持った生き物が共存していることが実感できて面白いです。
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藤の花
増位山ドライブウェイは車だけでなく、山上広場に歩いて上がってくる人、自転車やマラソンのトレーニングをしている人なども通ります。それらの人の目を藤の花は楽しませていることでしょう。IMG_2614
ポケットパークや山上広場では車やバイクを止めて休憩している人もいます。お昼どきにはお弁当を食べていたり、コーヒーを飲んでいたり。ポケットパークからはお城がきれいに見えますし、山上広場では静かな環境で周りの緑を楽しめます。IMG_2638


藤の花
今日は立夏。十連休は今日で終わりです。各地の有名行楽地は大混雑だったのではないでしょうか。こういうときは家の近所でのんびりゆったり過ごすのがいいです。IMG_2643
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この春は終盤までお天気が不安定で寒い日が多かったです。夏はどうなるでしょうか。猛暑となるか、それほどでもないか。来年猛暑になったら、東京オリンピックが困りますね。IMG_2634
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藤の花
増位山は野生のフジが多いところです。ドライブウェイ沿いにもいま多くのフジの花房を見ることができます。各地の藤棚では園芸種のフジが長い房を垂らしているでしょう。IMG_2513
そうした育てられたフジもいいですが、野生のフジの奔放な様もいいものです。フジは他の高木にからみつきその上へ這い登っていって、日光の当たるところへ出てそこに花房を垂らします。たくましい野生の戦略を感じます。IMG_2514


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