優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:血糖値

夕月
高血糖への対応機能が十分でない身体へ絶え間なく高濃度の糖質が入り続けた結果、いまや国民病といわれるほど増加しているのが糖尿病です。糖尿病が真に恐ろしいのは全身の血管や神経を侵し他の生活習慣病や認知症の危険性も増やすことです。

糖質制限による糖尿病の食事療法を始めたのは京都の高雄病院です。そこの理事長である江部康二Dr.の『糖質制限大百科』で糖質制限の基本を学びました。江部Dr.はご自身の糖尿病を糖質制限で克服されています。

清涼飲料、菓子はもちろん、イモ類、かぼちゃ、果物も糖質が多く、意外なところでは根菜類も糖質が多いです。ただ、私は糖尿病患者ではありませんから、野菜に関してはそれほど気にしなくていいだろうと考えました。
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爽やか
そもそも白米やパンを「主食」と思い込んでいる考えを変える必要があります。それらを食べるのは、人類にとってむしろ不自然です。稲や麦といった穀物栽培が始まったのは1万年ほど前、日本にも稲作が伝来しました。

人類の誕生は約500万年前のアフリカです。穀物栽培以前は狩猟採集の時代が長く、人類進化の過程の99%以上は栽培穀物を食べていません。つまり、私たちの身体の仕組みは狩猟採集時代の食生活に適するように進化したのです。

米や麦は人間の身体にとって異質な存在です。実際、人間の身体は高血糖への備えが十分ではありません。血糖値を上げるホルモンは成長ホルモン、グルカゴンなど多数ありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンだけです。急激な血糖値の上昇などという事態が想定されていないのです。
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