優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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遍路
神恵院と観音寺の境内にはクスノキの巨木がありました。クスノキはもとは台湾、ベトナム、中国南部といった暖地に生息していたもので、日本では本州西部、四国、九州に多く見られます。

このクスノキの下にお接待をされる方たちがいらっしゃいました。そろいのオレンジ色の衣で、お遍路さんの白衣をオレンジ色にしたような感じです。背中に「南無大師遍照金剛」と書かれているのは同じです。
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遍路
境内に入ると、テーブルに小さな手作りの袋を並べた方たちがいました。「どうぞ、これはお接待です」との声にそばへ行き袋を手に取りました。「これ、いただけるんですか?」「どうぞ、お接待ですから」。IMG_2350
これがお遍路さんへのお接待なのか、と初めての経験に驚きました。後からやってきた方たちは、お遍路さんの装束ですが、私たちは観光ついでの参拝です。それでも構わないようでしたので、ありがたくいただきました。IMG_2351
四国ではお遍路さんは大師さまと同じとの考えからお接待は「大師さまへの功徳」と考えられ、食べ物や飲み物を提供する文化が根付いているのです。お遍路をする人を応援する意味もあるようです。長い伝統に支えられた文化ですね。IMG_2352
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躑躅
琴弾公園内の琴弾山中腹には、四国八十八ヶ所第68番札所神恵院と第69番札所観音寺があります。二つの札所が同じ境内にあるのは四国霊場でここだけです。IMG_2344
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琴弾山のドライブウェイの途中に車を停め、道標に従って坂を下りて行きました。すでにヒラドツツジが咲き始めていて、その中にいくつか石仏がありました。IMG_2347
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