優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:近大病院

立冬
立冬です。今日は退院後初めての近大病院受診日です。病院までは電車を乗り継いで3時間近く、往復の交通費は5,000円ほどかかります。ちょっとした小旅行です。元気でなければ病院へ行けない、という冗談のような話です。

検査結果をきくとともに、指定難病の受給者証を受ける診断書をお願いするつもりです。以前は軽症特例を受けていましたが、一昨年の10月末で失効しています。診断名が変わり、治療も変わるとしたら、また基準を満たすかもしれません。

抗mag抗体陽性ニューロパチーは症例が少なく、CIDPと症状が類似していることからCIDPと同様の指定難病になっています。患者会でもそういう情報を得ることができました。
DSCN5253

秋朝日
今の病室は前の廊下から日の出が見えます。今の時期は金剛山のすぐ北にある大和葛城山頂あたりに昇ります。「夜が明けるのが遅くなりましたね」と夜勤の看護師さん。日の出の位置はさらに南へ移動していき、やがて金剛山の頂あたりから昇るようになるのでしょう。
IMG_6463

秋涼
退院することになりました。まだ検査結果が出ていないものもいくつかあります。海外へ検体を送ったものなどは最終的な結果が出るまでに数か月必要なものもあるようです。

昨日、神経伝導速度の検査をしました。ステロイドパルス療法の効果を見るためです。病棟から連れて行ってもらうときに補助員さんに外の気温を尋ねると、かなり涼しくなりましたよ、とのことでした。三週間病院の中でしたから、季節が変わっているでしょう。
IMG_6456



秋社
今日は社日です。春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を「社日」といいます。雑節のひとつで、生まれた土地の神様である産土神をお祀りする日です。産土神は土地の神様ですが、その土地を離れても一生守ってくださるありがたい神様です。

春の社日は「春社」、秋の社日は「秋社」とも呼ばれ、春社は収穫祈願、秋社は収穫祭の意味を持ちます。
IMG_6461


秋の陽
昨夜、病室を変わることになりました。新しい病室は新館の廊下に面しています。今までは給湯室や洗面所のすぐそばだったので便利でしたが、少し離れることになりました。病室の並びとして、ナースステーションに近い人ほどケアの必要な人が多いです。
IMG_6460


長き夜
昨日はいつも以上に足が疼きました。痛むというのではなく、疼くという表現があてはまります。足がぎゅーっと小さい箱の中に押し込められるようなそんな感覚です。神経障害性疼痛の痛みは独特で他に適当な例えがありません。
IMG_6452


秋晴
右足首の神経生検の傷跡はすっかり癒えました。検査もほぼすべて終了し、退院の話が出てきています。今回受けた検査の結果がすべてはっきりするまでにはまだ時間がかかりますが、ひとまず退院し検査結果を待ちながら治療方針を決めていくことになります。
IMG_6455

彼岸花
今日で彼岸が明けます。ずっと病棟の中で過ごしていましたし、病院の周囲には田畑がありませんから、遠目にすらヒガンバナの姿は見えないままでした。厳しい残暑もようやくおさまってきているようです。
IMG_6451


夕月夜
昨日も一日よく晴れていました。夕方、窓から月が昇っているのが見えました。自宅だと山がもう少し迫っているので月が顔を出すのは遅いですが、このあたりは開けているので、月の出は早い印象です。
IMG_6453


芋煮付
昨日の夕食には里芋の煮付けが出ました。俳句で「芋」といえば、サトイモです。東南アジア原産のタロイモの一種です。日本への伝播は稲より早い縄文時代と考えられています。山地に自生していたヤマイモに対し里で栽培することから「里芋」の名が付きました。
IMG_6450

このページのトップヘ