2019年04月14日 石積の湖岸に寄せる春の波 ◆春の波 「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は文化庁が指定する重要文化的景観になっています。琵琶湖や河川、内湖、湖岸の石積みや共同井戸、ハシイタ、漁港などの周辺に特徴的な水辺の生活文化が息づく地域です。豪雪地帯であり、季節風による風や波の影響を強く受けます。湖岸に約1.2kmにわたって続く石積みは、江戸時代中期に波除のために造られたもので、何度も修繕を繰り返しながら、住民が守り続けてきました。歴史的には、日本海から琵琶湖を経て大津・京都・大阪に向かう湖上・陸上交通網の要として古くから繁栄しました。特に江戸時代は、北国海道(西近江路)の宿場町・港町として栄えました。 タグ :#重要文化的景観#高島市海津・西浜・知内の水辺景観