春風
大仙古墳は日本最大の前方後円墳で、周りには10基以上の陪塚があります。陪塚とは大型の古墳に付属する規模の小さな古墳で、通常、主墳と同じ時期に建造されます。

銅亀山古墳は大仙古墳の南西隅の外堀近くにある陪塚のひとつで、一辺26mの方墳とされてきました。ただし、最近の調査では一辺40m以上とも考えられ、日本最大の方墳の可能性も出てきています。平成23年(2011)の発掘調査で円筒埴輪が出土しました。

陪塚には従属的な人物が埋葬される場合もあれば、被葬者の権力を示すための武具、農工具、石製の祭祀具など多数の品物が埋められていることもあります。
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