春の海
まず向かったのが観音寺市にある「銭形砂絵」です。寛永通宝を象ったもので、縦122m、横90m、周囲345mの楕円形をしており、琴弾公園山頂の展望台から見ると真円に見えます。麓の無料駐車場に車を停め、道標に従って階段を登って行きました。

展望台に近づくと、隣を車が上がっていきます。車でもすぐそばまで来られるのでした。外国人観光客の姿もちらほらありました。IMG_2335
説明板には、「1633年(寛永10)に丸亀藩主の生駒高俊公が領内を巡視することになり、土地の人々が歓迎の気持ちを表すため一夜にして作り上げた」と書いてあります。

しかし、wikipediaには、「寛永通宝の鋳造開始は1636年(寛永13)からであり、高俊巡視の事実も無い」と書かれており、はっきりしたことはわかっていないようです。ただ、かなり古くからあることは確かで、観光客目当てに最近作られたものではないようです。IMG_2337
銭形がはっきりくっきり見えるのは日が傾いている時間帯で、ライトアップもされています。説明板にずらっとコインが並んでいたのは、誰が始めたのでしょうか。銭形にちなんでお金を並べるという発想なんでしょう。この近くには「世界のコイン博物館」というものもあり、これも銭形砂絵にちなんでのことだとか。IMG_2338