優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:鏡花水月

冬浅し
武蔵野御殿跡前では「影絵インスタレーション」がおこなわれていました。スクリーンの前で思い思いのポーズをとればそれが影絵になり、それをスタッフの方に撮影していただけます。大天守を振り返りつつ姫路城を後にしました。
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三の丸広場を出て大手門へ向かう途中の桜並木の下には、池を泳ぐ鯉や花手水などがプロジェクションマッピングで投影されています。小さな男の子が泳いでくる鯉をつかまえようと何度もそこへジャンプしていました。
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冬夜空
おもてなしゾーンではギターと箏の生演奏を楽しみました。前田和彦作曲の「鏡花水月」のオリジナルテーマにあわせた演奏でした。

スクリーンにはCGで再現した向屋敷庭園の様子が映し出されていました。当時の藩主たちがここから大天守や庭園の風景を楽しんだであろうことに思いをはせられます。
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第二次本多時代(1682-1703)に描かれた「播州姫路城図」によれば、城の東側にあたる現在の三の丸広場に「永遠の池」があり、対岸の向屋敷は詩歌や茶事など娯楽の場として用いられました。

藩主酒井忠以(1756-90)の残した『玄武日記』には、客人と池を漕ぎ渡り、お茶屋で夕茶初立を楽しんだことが記されています。「鏡花水月」では、この池を四つの巨大な水盤で再現し、そこに映る”逆さ城”の姿を楽しむことができます。
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冬の夜
「鏡花水月」は姫路城三の丸広場で開かれているライトアップイベントです。江戸時代の風景を描いた塔からサーチライトが放たれ、縁起のいい矢羽根型に配置されたイルミネーションの上には満月を思わせる大型バルーンがいくつもあがっています。
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十一月
明日から十二月です。さすがに寒くなってきました。「鏡花水月」を訪れた夜はまだ暖かく風もなく、いいときに行ったと思います。

ライトアップされた姫路城を間近で見るだけでも素晴らしい体験です。子どもの頃からずっとそこに城がありました。周りはかなり変わり、特に世界遺産になった後は周囲の整備が進みました。
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冬満月
27日は満月でした。この冬になって最初の満月です。この日は朝から曇っていてもしかしたら雨になるのではと傘を持ってきていました。しかし、夜に入ってから雲が晴れ、満月とイルミネーションを楽しみつつお城まで歩きました。
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暮早し
姫路の中心部に出てくることは滅多にありません。山陽百貨店に創立70周年との垂幕がかかっており、そんなになるのか、と驚きました。百貨店の双璧だったヤマトヤシキは閉店してしまいました。

子どもの頃、姫路の町の中心部へ連れて行ってもらうのはどきどきする経験でした。あのわくわく感はもはや経験できない遠いことです。自分が幼い子どもだったからこそ経験できた感覚なのです。
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師走
姫路駅から姫路城までは大手前通りを歩いて行きました。全長840mなので、歩くにはほどよい距離です。姫路城の景観に配慮して無電柱化されています。イチョウとクスノキの並木が続き、それらもすべてイルミネーションで飾られています。
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日短か
姫路駅の周囲もイルミネーションで彩られています。今は最も夕暮れが早い時期なので、午後5時ごろともなればこれらの景観を楽しめます。

昨日も周りのベンチに座ってこれらを楽しむ人、撮影する人などが大勢いました。大混雑しているわけではなくほどよいにぎわいなのがいいところです。
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