優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:須磨浦山上遊園

澄む秋
南へ目を向けると紀淡海峡に横たわる友ヶ島が見えます。バブルのころはここにトンネルをつけて和歌山と淡路をつなぐ話があったそうです。ここがつながれば、四国と紀伊半島が陸続きになりますから、利便性は大きいと思うのですが。
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爽やか
展望台から東を見ると、すぐ下に須磨海水浴場が見えます。その先には神戸空港とそれをつなぐ連絡橋があり、さらに大阪湾をへだてて、梅田の高層ビル群、あべのハルカスの姿も確認できました。その背後は大阪府と奈良県の境である生駒山です。
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秋の海
カーレーターを降りた後、回転展望閣に行きました。3階の喫茶コスモスは、床全体がゆっくり回転する作りになっています。席はすべて窓を向いて設置されており、座っていれば自然に360度の景観を楽しめるようにできています。

屋上展望台もあり、神戸や大阪湾の眺めを楽しむには絶好の場所です。大阪湾をはさんで金剛山、葛城山といった大阪府と和歌山県の境をなす山々が見えます。
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須磨浦山上公園でフリーで使えるのはロープウェイ、カーレーター、回転展望台の三つです。カーレーターのイメージが湧きませんでしたが、一言で言えば、みかん山のみかんを運ぶ機械を人間用に大型化したものという感じです。

籠のような座席に座りそれがゆるゆると動いていきます。乗降時も止まりません。揺れが大きくて「妊婦は乗らないでください」と書いてあるほどです。日本でここにしかない乗り物だそうで、この乗り心地の悪さが今となっては昭和感満載の懐かしさになっています。
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秋海原
東部展望台には3台の双眼鏡が備えつけてあります。こうした双眼鏡はコインを投入して覗く形式になっています。これらもそのようでしたが、なぜかそのうちの一台だけはお金を入れなくても見ることができました。

遠く関西空港方面や友ヶ島のあたりまで大きく見え得した気分です。眼下の海を神戸・大分航路のフェリーさんふらわあが進んで行きます。
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秋晴
須磨浦公園前駅前交差点に来たとき、三宮・姫路1dayチケットを使えば須磨浦ロープウェイにも無料で乗れることに気が付きました。そこで予定を変更しロープウェイに乗ることにしました。

ロープウェイは1957年9月開業、2021年3月にリニューアルされました。白いゴンドラのうみひこ、赤いゴンドラのやまひこのふたつのゴンドラが、鉢伏山上駅までの高低差180.5mを3分で繋いでいます。
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