タグ:鬼瓦
余寒なお開山堂の鬼瓦
◆余寒
晴れていますが、冷え込みは続いています。寺社などの和式建築の屋根の端には鬼瓦が設置されています。随願寺の本堂、開山堂などにも鬼瓦は鎮座し、周囲を睥睨しています。鬼瓦の歴史は古く、1400年前に建設された法隆寺の若草伽藍に、すでに蓮華紋鬼瓦が見られます。
鬼は日本人にとって、恐ろしい怪物であると同時に身近な神さまでもあります。鬼瓦には瓦の継ぎ目を覆い雨漏りを防ぐ実用性に加え、屋根の飾りであり、厄を払う願いもこめられています。いぶし瓦は播磨地方の地場産業で、姫路城の75,450枚の瓦はすべて地元で作られています。
現在いぶし瓦の生産全国1位は淡路島です。淡路瓦の起源は江戸初期、池田輝政(姫路城主)の三男、忠雄が淡路藩主の時代です。忠雄は現在の洲本市由良に由良成山城を築城する際、播磨から瓦工の清水理兵衛を招き、瓦を作らせました。理兵衛が播磨に戻った後も弟子が淡路で製造を続け、それが今に至ります。

晴れていますが、冷え込みは続いています。寺社などの和式建築の屋根の端には鬼瓦が設置されています。随願寺の本堂、開山堂などにも鬼瓦は鎮座し、周囲を睥睨しています。鬼瓦の歴史は古く、1400年前に建設された法隆寺の若草伽藍に、すでに蓮華紋鬼瓦が見られます。
鬼は日本人にとって、恐ろしい怪物であると同時に身近な神さまでもあります。鬼瓦には瓦の継ぎ目を覆い雨漏りを防ぐ実用性に加え、屋根の飾りであり、厄を払う願いもこめられています。いぶし瓦は播磨地方の地場産業で、姫路城の75,450枚の瓦はすべて地元で作られています。
現在いぶし瓦の生産全国1位は淡路島です。淡路瓦の起源は江戸初期、池田輝政(姫路城主)の三男、忠雄が淡路藩主の時代です。忠雄は現在の洲本市由良に由良成山城を築城する際、播磨から瓦工の清水理兵衛を招き、瓦を作らせました。理兵衛が播磨に戻った後も弟子が淡路で製造を続け、それが今に至ります。

