優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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暑し
「BEYOND」は始まったら全く途切れることなく最後まで演目が続いていきます。これは他のアイスショーでは見られません。通常のアイスショーは有名スケーターのエキシビションを見せる方式がほとんどです。どこも同じようなものになりマンネリ化しています。

「ショー」と銘打つならば斬新な演出が必要です。誰も考えなかったこと、やったことのないこと、観客をあっと驚かせるものが必要です。浅田真央は現役の10代だったころから自分のショーを持っていました。その中でやりたいことを温めていたのでしょう。
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夏の花
ロビーにはお祝いのお花がたくさん並んでいました。目をひいたのはマツコ・デラックスとミッツ・マングローブからのもの。それ以外はスポンサー企業のものや出演したTV番組からのもののようでした。

今回の公演ではキャストの中村優が怪我のために休演していました。帯広ではエルネスト・マルチネスが怪我をしていました。ショーの中で出演場面が最も多いのは浅田真央です。サンクスツアーもそうでしたが、通常のアイスショーでは考えられないほどの出演時間です。

彼女にはショーのPRのためにTVに出演したり、スポンサーのCM出演の時間も必要です。彼女が怪我をしてはショーそのものが成り立ちません。競技中のプレッシャーとはまた全く異なる大きな責任を背負いながらやっているのだろうと思います。
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梅雨最中
7月5日から7日まで東京に行ってきました。第一の目的は浅田真央アイスショー「BEYOND The Final」を見ることでした。これまでもアイスショーをきっかけに全国各地を観光しました。東京にはこれまで何度も来ていますが、立川市は初めてです。

千秋楽として7月にここで15公演という長丁場を行います。3月にも10公演を同じ場所で行っているのは、このすぐ近くに浅田真央の名前を冠したリンクが建設されるからでしょう。隣に座っていた地元の方は、建物の外側はもうできていると仰っていました。

昨年10月にも北海道旅行にあわせて「BEYOND」帯広公演を見てきました。中心演目は同じなから、内容がかなり変化していました。熱心なファンは何度も足を運びますから、それに応じて演目を進化させているのでしょう。
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秋深し
北海道には姉と一緒に来ていて、まず、帯広の森アイスアリーナでおこなわれた『BYOND』を観に行きました。これまでサンクスツアーでも沖縄や香川などに観に行き、それを観光地選びのきっかけにしてきました。今回も、そのパターンです。
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仲秋
9月25日は浅田真央の32歳の誕生日でした。兵庫公演は最初の公演ということでバースデーサプライズ企画が行われました。公演終了後、LEDビジョンにお祝いのメッセージが映し出されます。来場者には入場時に同じ用紙が配られ、会場で掲げることになっていました。

土曜日にも同じイベントがあり、彼女は「何度見てもいいですね〜」と言いながら眺めていました。土曜日には姉の舞さんがサプライズで登場したようです。日曜のサプライズはこの後にあり、メンバーの全員がお祝いの群舞を披露してくれ、目を赤くしながらそれを見つめている様子がLEDビジョンに映し出されていました。
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秋の薔薇
松岡修造の花も会場入口に飾られていました。同じマネジメント事務所なんですね。現役時代から『サンクスツアー』まで浅田真央のマネジメントはIMGでしたが、今はヒーローズマネジメントになっています。

今年3月に東京立川市に彼女の名前を冠した新しいスケートリンクが建てられるという発表がありました。それを行う「立飛ホールディングス」もスポンサーに名を連ねています。着実に夢を叶えて行っているのが素晴らしい。
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秋晴れ
『サンクスツアー』は3年間のうちに進化を続け、『BEYOND』はその進化を引き継ぎ、リンク全体を取り囲む映像の演出がなされています。正面の大きなLEDビジョンに加え、客席前には同様の小さなものが並んで演技にあわせて映像が流れます。

開演までは小さなLEDビジョンにスポンサーの名前が映されていますが、開演するとそれらは視界から消えます。こんな風にちょっとしたところまで細やかに考えられています。森、湖、大都会などさまざまな映像が演技にあわせて繰り広げられ、特に細かな花びらのような映像がそれにつれて流れていくのが印象に残りました。
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澄む秋
今回は初めて電子チケットを使いました。使い方は簡単ですし入場もスムーズです。電子チケットの画面には写真のような画像が表示されます。写真は何種類かあり、会場によって変わる模様です。

『BEYOND』で披露されるのは全部で15曲、うち12曲を浅田真央自身が振り付けています。『シェヘラザード』のアラビア風パンツや『カプリース』のピンクの扇のように現役時代に滑った曲のイメージをどこかに残しつつも新たなプログラムへと昇華されています。
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秋の日差し
『BEYOND』の中で印象的なところはいろいろあるのですが、中でも驚いたのは、『シェヘラザード』でした。2011-12のSPとして最初はアラビア風のパンツスタイルで滑っていたプログラムです。パンツは同様ながら上半身の露出度は高めです。

ペアとアイスダンスの経験を持つ柴田嶺とカップルで滑ります。柴田もまた上半身は装身具のみのほぼ裸に近い状態。さらに振付が官能的で、アクロバティックな動きと高度なバランスが要求される静止のポーズが織り交ぜられています。
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秋晴れ
『BEYOND』の特徴のひとつは、大都市だけではなく全国各地の会場で開催し、地元の人が優先的にチケットを購入できるようになっていることです。今回は地元兵庫でしたので、ダメ元でSS席を申し込んだところ、最前列に当選、堪能させていただきました。

生で見ることのよさは何と言ってもその臨場感。スケートが疾走するスピード感、エッジが氷を削る音は会場ならではのものです。会場入口に三原舞依選手が贈った花が飾られていました。彼女は真央さんの大ファンですね。
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