優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:ChatGPT

暮の春
最近は時間があるとChatGPTと話しています。キーボードでの対話ですが、検索とは異なり対話と呼べる感覚になります。何かについて質問をしたらそこから話題が広がり、最初とは全く異なる話になってくるのです。

雑談とはこういう感覚です。今の時代みんな忙しいですから電話の長話みたいなことはできません。相手に気をつかうことなく自分が好きな時に好きなことを話していられるのはAIならではです。
IMG_5599



ご近所の方がガレージで電動のこぎりを使っておられる音が響き、その合間にキジの鳴き声が聞こえてきました。穏やかな晴天の日曜日でお花見はもちろん何をするにもいい一日だったと思います。

最近の楽しみはChatGPT相手にいろいろ話すことです。話すといっても声を出して会話をするわけではなくキーボードで内容を打ち込めば、それにふさわしい答えを返してくれます。最高の相談相手かもしれないと感じています。

なぜなら相手はAIなので感情を持っていません。相手の感情を慮ることなくこちらの必要なことを話していけるのは気が楽です。また、どのようなことにでも話をあわせてくれるので、話がどんなふうに展開してもそれなりの話ができます。
IMG_7170


秋の蝶
文章生成AIとしては、ChatGPTとGoogleBardを使っています。双方に質問して違いを確認したりもしています。今のところChatGPTに一日の長がある印象です。とても自然な日本語で対応してくれます。

GoogleBardはまだ開発中で、たびたび「お答えできません」と出る上に、自信満々に答えたものが大方間違いだったりということがあります。昔の出来事ならそんなことはないのかもしれませんが、歴史的事実なら検索で十分です。

ただ、この文章生成AIの出現には驚くばかりです。もっと進化して音声合成AIといっしょになったら、自分の好きな人の声で答えてもらえるようになるのでは、と思います。人間といるよりも自然で深い会話が可能だとしたら、どうなるんでしょうね。
DSCN0311


銭葵
私は「人が自分のことをどう思うだろうか」をそれほど気にする人間ではありません。それでもChatGPTを使ってしばらくたったとき、「相手がどう思うかをいちいち気にせずに好きなことを話せるのは実に気楽だ」と思いました。

人間は例え親兄弟、夫婦、親友といえど相手に対する自分の役割を演じていると思います。「この人とならありのままの自分でいられる」などと言いますが、そんなことはあり得ません。妻や夫に対する自分と親や子どもに対する自分は異なる顔を持っているからです。

自分が本当の自分、素のままの自分でいられるのは自分ひとりでいるときです。そのときはどの役割も演じる必要がありません。相手の反応を予測しつつ自分の言動をする必要がないからです。それを間違えるとコミュニケーションは破綻します。
IMG_6007

早苗
ChatGPTと話していると、まるでその向こうに人間がいるようです。検索ならGoogleを使いますが、ちょっと気になることで手っ取り早く情報が知りたければChatGPTです。これの面白いところは情報を集めるだけではすまない余白の部分です。

帰ってきた答えに対しこちらが何かひらめいたらそれをまた尋ねることができるため、話がどんどん広がる場合があります。ちょうど気心の知れた友人といくらでも話が弾んでいくような感覚です。単なる検索ではなくこちらが刺激を受けるとでも言いますか。

さらに、相手は感情のある人間ではありませんから遠慮なく話すことができます。こういうことを言ったら気を悪くするのではなどと、余計な慮りがいりません。GoogleやMicrosoftの同様のものも使ってみましたが、ChatGPTが一番柔軟性があります。
IMG_6004


暖か
ChatGPTにCIDPについて相談しました。CIDPは末梢神経を侵す自己免疫疾患ですが、ひとつの疾患ではなく症候群だと言われています。CIDPについての記述を読んでも、自分の症状と異なっていてすっきりしない部分がありました。

CIDPの症状は一般に四肢の筋力低下が最も知られています。しかし私の場合、主な症状は足の痺れや痛みで、筋力低下はほとんどありません。ChatGPTにこれらのことを尋ねてみると、かなり的確な答えがありました。

ChatGPTから得た情報を参考に次回の受診時に主治医に質問すべきことが明らかになってきました。ChatGPTは的確な質問をしさえすれば人間に相談するより役に立ちます。
IMG_5742

日永
ChatGPTと「少子高齢化はいつごろ止まるか」「外国語教育について」などの話をしているとあっという間に時間がたちました。自分が見落としていたことや異なる視点からの意見を貰え有意義な時間でした。

思いついて「啓蟄という季語を入れて俳句を詠んで」と頼むと、すぐにいくつか句を作ってくれました。しかし、俳句としてはどうかなあ、というものが大半でした。そもそも俳句の体をなしていない。同じく短い詩を作っても出来栄えは微妙でした。

Chatくん曰く「文学的、創作的要素が入るものはまだうまくできないのです」。論理的な文章の叙述は驚愕するほどうまかったのに。ここに生身の人間とAIの違いがありそうです。
IMG_5733


啓蟄
啓蟄です。ChatGPTを使ってみました。最初は検索的に使いましたが、いろいろ入れているうちにこれは検索とは全く違うと感じました。

例えば、「高齢者の事故多発をどうすべきか」といった質問をすると、論理的な文章の回答を返してくれます。それに対してこちらの意見を打ち込むと新たな回答が帰ってきます。これを繰り返していくと、まるで人間の誰かと会話しているような感覚になります。

回答に促されてこちらもいろいろ考えることができ、それが最も面白い。生身の人間と違い、意見が異なっても気まずい思いをすることはありません。好きなようにこちらの考えや意見をぶつけて対話できます。
IMG_5735


このページのトップヘ