優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:J.S.バッハ

盛夏
早朝、ひとりでヘッドフォンをつけてピアノを弾いているのが今の至福のひとときです。『マインドフルネスストレス低減法』などで知られるJ.カバットジンは、瞑想とクライミングの共通点について述べていました。

瞑想的な効果をもたらすのは、おこなう人間にとって適度な難しさを持つ活動だといいます。難しすぎても簡単すぎても意識の集中が続きません。今の私にとって「バッハ インヴェンション」は似た効果をもたらしてくれるのだと思います。

この演奏は私にとってほどよく困難であり、それをクリアできたときの満足感も十分にあるものです。音に集中して完全に疼痛を忘れている一瞬があります。
IMG_3832


夏の朝
抗magニューロパチーの診断をきっかけに、またピアノを弾き始めました。『バッハ インヴェンションとシンフォニア』を1から順番に練習し、現在4番まで来ています。

こどもの頃少しだけピアノの経験があり、以前買った安い電子ピアノで練習を再開しました。いま一番熱を入れてやっているのがこのピアノの練習です。朝食後ピアノに向かい1時間強弾いています。

弾いていると指の動きとは別に頭の中にとりとめもないことが浮かんできます。それに気づきつつ指の動きにその都度気持ちを集中させます。意外にもこれが瞑想に似ているのです。
IMG_7586


このページのトップヘ