優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋の夕暮
歩行許可が出て、昨日の夕方、一週間ぶりに歩きました。右脚に加重しても傷は痛まず、金剛山が見える窓まで歩いてきました。自由に自分の足で歩き回れるというのは貴重です。

歩かなくてもお腹は減ります。夕食前に主治医のひとりが明日の採血の同意書を持ってこられました。これは海外へ送られて解析されるそうです。
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爽やか
今日は主治医チームのうちのふたりがベッドサイドに来られました。神経生検の傷に貼っていたテープをはがし、傷がくっついていることを確認して、歩行許可が下りました。これでひとりで歩いて行動できますし、入浴もできます。

診断について「MSですか?」とたずねたところ、「CIDPとMSが合併している可能性があります」とのお返事。検査結果はまだ全部出ているわけではなく、神経生検の結果などは数か月かかるものもあるそうです。

ステロイド点滴はいずれにも効果があるため、まずそこから始めることになりそうです。その前にもうひとつ検査が必要とのことでした。結構珍しい症例のようで、いろいろ調べる必要があるとのことです。
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長き夜
脳神経内科の病名がなぜそれほどはっきりしないのかといえば、病理検査でぱっと診断がつく疾病ではないからでしょう。しびれ、痛み、ふるえ、筋力低下など、症状は似ているのに全く異なる疾病が多数あり、治療薬も違います。

脳神経内科医はそのなかを手探りで進み、最終的な診断にたどりつかなければいけません。そのため誤診も発生し、ある疾病と思って治療していても効果がないことがあります。まだ未知の領域が多い疾病分野なのでしょう。

ステロイドの点滴は神経生検の傷の治り次第だと言われました。傷の治りが遅ければ、ステロイド点滴によって感染症を引き起こす恐れがあります。一週間歩かずベッドの上で過ごしたので治っているのを祈っています。
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秋彼岸
脳と頚髄のMRIの結果、MSのようだと言われて驚きはしましたが、納得できるものでした。もともとCIDPという診断に疑問を持ってここを受診したのです。いずれにせよ何らかの神経難病だとは思っていたからです。

これでMSだと確定診断が出ればそれはいいことです。同じ脳神経内科で入院している人の中には病名がはっきりしない人が結構あります。ベッドを訪れる医師と患者たちとのやりとりからそれが感じられます。「はっきりしない」というのはつらいことです。

昨日の夕食はお好み焼きでした。大阪らしい、かもしれません。ここは定期的にセレクトメニューがあるようで、患者がAかBかのメニューを選べます。お好み焼きは私が選んだものでした。焼きたてではありませんが、美味しくいただきました。
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秋彼岸
今日は彼岸の入りです。昨日までで検査が一段落し、ここまでの結果とこれからの治療方針の説明を主治医チームから受けました。驚いたことにCIDPとは異なる病気が見つかりました。多発性硬化症(MS)です。

頚髄MRIをおこなったときに疑わしい病巣が写り、脳のMRIにも小さな病巣が数個写りました。ただ私の現在の症状と、このMRIの病巣とは関連性があまり無いようです。頚髄に病巣があれば上肢に症状が出ます。私の場合は足首から先、特に足先なのです。

その点に不思議さは残るものの、MRIにMSの病巣が写っているため、ステロイドの点滴をすることになりました。これによって何らかの変化が出るかどうかです。
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